au回線の格安SIM | オタクが回線の特徴やおすすめの格安SIMを解説するよ

au回線を使っている格安SIMは、サービス内容がバラエティに富んでいるので、なかなか選びにくいと思います。

また、MNO系の格安SIMとMVNO系の格安SIMでは、品質も大きく異なるので、自分にピッタリの格安SIMを見つけるためにしっかり比較する必要があります

この記事では、毎月色んな格安SIMを契約して使っているインターネットオタクの僕が、おすすめランキングを作りました。

デメリットもちゃんと伝えるので、格安SIM選びの参考にしてください。

記事を読むのが面倒な方は、以下の動画で解説しているので見てください。

同率1位ahamoLINEMO
同率2位Y!mobileUQモバイル
3位povo
4位楽天モバイル
5位OCNモバイル
6位IIJmio
同率7位イオンモバイルエキサイトモバイル
8位J:COM MOBILE
圏外mineoNUROモバイルBIGLOBEモバイルHISモバイルLIBMODTISIM
目次

【MNO系】auのサブブランド格安SIM

格安SIMと言っても、MNO系とMVNO系の2種類があります。

それぞれ特徴が異なるので、違いについてしっかり理解したいという方は下の記事をご確認ください。

昼休みにスピードが出ないとか、通話の音質があまり良くないとか、格安SIMのデメリットとしてよく聞くこれらの特徴はだいたいがMVNO系の格安SIMのものです。

なので、MNO系の格安SIMを選べば、まず不満は出ないでしょう。

au回線のMNO系の格安SIMは2社ありますが、特徴や使い勝手がまったく異なるので、詳しく紹介します。

【UQモバイル】auとほぼ同じ使い方ができる

UQモバイル
3GB 1,628円15GB 2,728円25GB 3,828円
速度に関すること
回線通信速度昼休み
au
エリアに関すること
基地局数東京都内都会田舎
通話に関すること契約形態
形式音質eSIM種別
VoLTEサブブランド
その他
口座引落LINE年齢確認国際ローミング5G

格安SIMに乗り換えてもauとほぼ同じように使いたい方や格安SIM初心者の方には、UQモバイルがおすすめです。

UQモバイルはauが展開しているMNOになりますので、対応エリア、通信速度、通話品質に不満がでることはないでしょう。

格安SIMでは店舗でのサポートを受けられない会社が多くありますが、UQモバイルであれば受けられます。

それなのに、auから乗り換えるだけで1ヶ月で1,000円~4,000円程度安くなります

ミニミニプランとトクトクプランなら、自宅セット割か家族セット割も利用できるので、さらにオトクです(併用は不可)。

ただし、ほかの格安SIMと比べた場合は、品質の良さやサポートを受けられる分割高になるので、とにかく安い格安SIMが良いという方は、povoを検討しましょう。

【povo】自由にプランを組める玄人・サブ機向け格安SIM

povo
1GB 390円(7日間)3GB 990円(30日間)20GB 2,700円(30日間)
速度に関すること
回線通信速度昼休み
au
エリアに関すること
基地局数東京都内都会田舎
通話に関すること契約形態
形式音質eSIM種別
VoLTEサブブランド
その他
口座引落LINE年齢確認国際ローミング5G

povoはauが展開するサブブランド系の格安SIMなので、UQモバイルと同じく対応エリア、通信速度、通話品質どれをとっても問題はありません。

povoの最大の特徴は、「月額制」ではなく、使いたいときだけ自由に「課金」するタイプの格安SIMだということです。

今月は3GBで足りるけど来月は20GB使いたい、というようなアレンジもできます。

自由にプランを組めるのでメイン端末としての使い勝手も良いですが、基本料0円で維持できるので、サブ機としての利用もおすすめです。

休日に思いっきり動画を見たいときや、仕事で長時間のオンラインミーティングがあるときに、1日だけ「データ使い放題(24時間)」を購入することもできます。

料金も安いので、自分流にカスタマイズしてオトクに使いたい方におすすめです。

【MVNO系】au回線を借りている格安SIM

次に、au回線を使っているMVNO系の格安SIMを紹介していきます。

MVNOはauから回線を借りているので、auやMVO系の格安SIMと比べるとぶっちゃけ品質は落ちます

特に昼休みの時間帯は通信速度が落ちることが多いので、気になる方はMVO系にした方が良さそうです。

ただし、料金はMVO系より安い会社が多いです。

なかには「料金と品質のバランスが良い」格安SIMもあるので、自分の希望に合ったものを選ぶと良いでしょう。

【IIJmio】MVNO系なら1番おすすめの老舗格安SIM

IIJmio
6位
2GB 850円5GB 990円10GB 1,500円
15GB 1,800円20GB 2,000円
速度に関すること
回線通信速度昼休み
ドコモ/au
エリアに関すること
基地局数東京都内都会田舎
通話に関すること契約形態
形式音質eSIM種別
プレフィックスMVNO
その他
口座引落LINE年齢確認国際ローミング5G

料金と品質のバランスが良い」格安SIMの代表がIIJmioです。

IIJmioは、日本のインターネット業界を初期から支えてきた大手の老舗プロバイダです。

昼休みの時間帯は通信速度が落ちますが、それ以外の時間帯で比べると、ほかのMVNO系の格安SIMより通信速度がかなり速いです。

ライトユーザーからヘビーユーザーまで利用しやすいように色んな料金プランがあるので、品質だけじゃなく料金の安さも重視したい方はIIJmioを検討してみましょう。

【イオンモバイル】IIJmioと同じだけど対面サポートあり

イオンモバイル
7位
1GB 858円3GB 1,078円10GB 1,848円20GB 1,958円
速度に関すること
回線通信速度昼休み
ドコモ/au
エリアに関すること
基地局数東京都内都会田舎
通話に関すること契約形態
形式音質eSIM種別
プレフィックスMVNO
その他
口座引落LINE年齢確認国際ローミング5G

イオンモバイルとエキサイトモバイルはIIJmioからサービスの提供を受けている格安SIMなので、ランキング順位としては同率です。

ですので、通信速度や通話音質などについてはIIJmioとほぼ同じと考えてもいいでしょう。

IIJmioと大きく異なるのは、イオンモバイルはイオン店頭でサポートを受けられることです。

「安い格安SIMが欲しいけど、サポートもちゃんと受けたい」という方ならイオンモバイルがおすすめです。

【エキサイトモバイル】ほぼIIJmioと同じだけど従量課金制プランあり

エキサイトモバイル
7位
3GB 690円7GB 1,430円17GB 2,750円
速度に関すること
回線通信速度昼休み
ドコモ
エリアに関すること
基地局数東京都内都会田舎
通話に関すること契約形態
形式音質eSIM種別
プレフィックスMVNO
その他
口座引落LINE年齢確認国際ローミング5G

エキサイトモバイルもIIJmioからサービスの提供を受けていて中身はほぼ同じなので、正直に言えばIIJmioを契約すればいいのかなと思います

ただし、エキサイトモバイルは通常の月額制の料金プランのほかに、使った分だけ支払う段階性の料金プランがあります。

毎月利用するデータ容量が違うという方であれば、IIJmioではなくエキサイトモバイルが候補に挙がるでしょう。

【J:COM MOBILE】速度速め・通話品質も良いMVNO系格安SIM

J:COM MOBILE
8位J:COM MOBILE
1GB 1,078円5GB 1,628円10GB 2,178円20GB 2,728円
速度に関すること
回線通信速度昼休み
ドコモ/au
エリアに関すること
基地局数東京都内都会田舎
通話に関すること契約形態
形式音質eSIM種別
VoLTEMVNO
その他
口座引落LINE年齢確認国際ローミング5G

J:COM MOBILEは全体のランキングとしては8位なのですが、MVNO系の中では通信速度が速く、昼休みの速度低下もあまり気にならない格安SIMになっています。

MVNOとしては珍しく、音声通話の規格VoLTEに対応しているので品質が良いです。

ですので、MNOに近いレベルの品質で利用できる格安SIMと言えるでしょう。

J:COMではインターネット回線や電気などのサービスも提供しているので、一緒に契約すると料金が安くなります。

格安SIMの乗り換えと一緒に家計の見直しもしたい、という方は、候補に入れてみましょう。

【mineo】ランキング圏外だが独自サービスが豊富

mineo
圏外mineo
1GB 1,298円5GB 1,518円10GB 1,958円20GB 2,178円
速度に関すること
回線通信速度昼休み
ドコモ/au/ソフトバンク
エリアに関すること
基地局数東京都内都会田舎
通話に関すること契約形態
形式音質eSIM種別
プレフィックスMVNO
その他
口座引落LINE年齢確認国際ローミング5G

mineo以下の3社の格安SIMも実際に使ってみましたが、速度が遅かったり、昼休みの時間帯もストレスがあったりしたので、ランキング圏外としています。

ただ、いずれの格安SIMも独自サービスがおもしろく、料金が安いという側面もあるので、気になるものがあれば試してみましょう。

mineoはフリータンク、ゆずるね宣言など、ユーザー同士でパケットをシェアできる独自サービスがあります。

通信速度は最大1.5Mbpsになりますが、ギガが使い放題になるパケット放題plus(月額385円)も利用できます。

昼休みは速度制限がかかりますが、それ以外の時間帯は通信速度が安定していることが多いので、「自分にピッタリのプランを組んで安く使いたい」という方に向いているでしょう。

【NUROモバイル】料金プランが激安

NUROモバイル
圏外
3GB 627円5GB 825円10GB 1,320円
速度に関すること
回線通信速度昼休み
ドコモ/au/ソフトバンク
エリアに関すること
基地局数東京都内都会田舎
通話に関すること契約形態
形式音質eSIM種別
プレフィックスMVNO
その他
口座引落LINE年齢確認国際ローミング5G

NUROモバイルは料金プランがかなり安い格安SIMになります。

3GB 627円から40GB 3,980円まで展開されていますが、どのプランも安いです。

最近ではNEOプラン(20GB、40GB)という通信速度の速いプランも提供されていますが、昼休みの時間帯はスピードが落ちるので、気になる方は注意しましょう。

NEOプランシリーズなら、申し込み不要・利用料金も無料で対象のSNS(LINE・Twitter・Instagram・TikTok)がデータ消費なしで使い放題になるサービスがつきます。

いつも複数のSNSを使ってデータを消費している方であればメリットがある格安SIMでしょう。

【BIGLOBEモバイル】エンタメフリーオプションが魅力

Biglobe
圏外
1GB 1,078円3GB 1,320円6GB 1,870円
速度に関すること
回線通信速度昼休み
ドコモ/au
エリアに関すること
基地局数東京都内都会田舎
通話に関すること契約形態
形式音質eSIM種別
プレフィックスMVNO
その他
口座引落LINE年齢確認国際ローミング5G

BIGLOBEモバイルは、エンタメフリーというサービスを使いたいならおすすめの格安SIMです。

YouTubeやU-NEXT、Spotifyなど対象21サービスのデータ通信量が定額料金でノーカウントになるサービスです。

通信速度制限中でも、対象サービスなら速度制限されることなくサクサク見られます。

高画質な動画を見る場合は少しストレスがかかるかもしれませんが、それ以外であれば使えなくはないので、試してみてもよいでしょう。

au回線を使った格安SIMの比較表

ここまでは、個別におすすめの格安SIMを紹介してきました。

ここからは、通信速度や料金など色んな切り口で格安SIMを比較したいと思います。

比較を見れば、自分の優先順位を明確化でき、「どの会社が自分にピッタリか」がわかると思いますので、迷っている人は参考にしてください。

通信速度は圧倒的にMNO系が速い

スクロールできます
種別速度昼休み実測値制限速度
UQモバイルMNO78.56Mbps300Kbps(3GBプラン)
1Mbps(15GB、25GBプラン)
povoMNO79.42Mbps128Kbps
IIJmioMVNO46.19Mbps300Kbps
イオンモバイルMVNO60.06Mbps200Kbps
エキサイトモバイルMVNO14.16Mbps200Kbps
J:COM MOBILEMVNO51.70Mbps200Kbps(1GB、5GBプラン)
1Mbps(10GB、20GBプラン)
mineoMVNO41.52Mbps200Kbps
NUROモバイルMVNO66.53Mbps200Kbps
BIGLOBEモバイルMVNO13.33Mbps200Kbps
速度比較表

通信速度で比較するなら、MNO系のUQモバイルとpovoが圧倒的に速いです。

実測値のところを見てもらうとイオンモバイルやNUROモバイルも健闘していますが、実際に利用した僕が思うに、昼休みでも速度が落ちない快適性を考えると、UQモバイルかpovoがおすすめです。

MVNO系の中から選ぶなら、J:COM MOBILEが良いでしょう。

UQモバイル・J:COM MOBILEなら、1ヶ月のGB数をオーバーしてしまった場合でも、プランによっては最大1Mbpsで使えます。

300Kbps以下だとほぼ何もできないので、通信制限がかかったあとでもある程度インターネットを使いたい方は、最大1Mbps出る点に注目すると良いでしょう。

料金は課金制のpovo、MVNO系が安い

サービス名主なプランイメージ
UQモバイル1GB 2,277円 ~20GB 3,278円高い
povo1GB 390円 ~ 20GB 2,700円安い
IIJmio2GB 850円 ~ 20GB 2,000円激安
イオンモバイル1GB 858円 ~ 20GB 1,958円激安
エキサイトモバイル3GB 690円 ~ 17GB 2,750円安い
J:COM MOBILE1GB 1,078円 ~ 20GB 2,728円高い
mineo1GB 1,298円 ~ 20GB 2,178円安い
NUROモバイル3GB 627円 ~ 10GB 1,320円激安
BIGLOBEモバイル1GB 1,078円 ~ 6GB 1,870円安い
料金比較表

料金の安さを比べると、基本料金が0円で維持できてトッピングを自由にアレンジできるpovoは、使い方によっていくらでも安くできる点でおすすめです。

一方で、月額固定料金で比べるなら、やはりMVNO系の格安SIMの方が全体的に安いです。

料金と品質のバランスがとれた格安SIMを選びたいなら、MVNO系のなかならIIJmioが良いでしょう。

ですが、格安SIMの利用が初めてという方や、auのころと同じようにスマホを使いたい方、店頭でのサポートも利用したいという方であれば、多少高くても品質もサービスも良いUQモバイルがおすすめです。

通話品質ならVoLTEに対応している3社がおすすめ

サービス名音質VoLTEVoLTE(HD+)
UQモバイル
povo
IIJmio
イオンモバイル
エキサイトモバイル
J:COM MOBILE
mineo
NUROモバイル
BIGLOBEモバイル
通話比較表

格安SIMに乗り換えるときに、専用通話アプリを使ったりプレフィックス番号を付与するタイプの格安SIMを選んでしまうと、確実に通話品質が下がります。

専用通話アプリを使ったりプレフィックス番号を付与するタイプは、通話料金が若干安くなるケースが多いですが、通話をたくさん利用する方や品質を重視する方は避けた方がいいでしょう。

ですので、通話品質の良い格安SIMを使いたいなら、VoLTEという規格に対応している会社を選びましょう。

au回線を使っている格安SIMなら、UQモバイル、povo、J:COM MOBILEの3社から選べば問題ありません。

口座引落を利用したいならこの2社から選ぼう

サービス名口座引落クレジットカード
UQモバイル
povo
IIJmio
イオンモバイル
エキサイトモバイル
J:COM MOBILE
mineo
NUROモバイル
BIGLOBEモバイル
支払方法比較表

口座引落を利用したい場合の選択肢は、UQモバイルとJ:COM MOBILEです。

そのほかの格安SIMの支払い方法は、クレジットカードだけとなります。

au回線の格安SIMに限らず、SoftBankやdocomo回線の格安SIMでも口座引落に対応しているところは少ないです。

LINEの年齢確認ができるのは4社のみ

サービス名LINEの年齢確認
UQモバイル
povo
IIJmio
イオンモバイル
エキサイトモバイル
J:COM MOBILE
mineo
NUROモバイル
BIGLOBEモバイル
LINE比較表

LINEの年齢確認ができない格安SIMを選んでしまうと、LINEのID検索を利用したお友だち登録ができません

LINEのID検索ができなくても、電話番号を使って検索したりQRコードでLINE交換したりすればお友だち登録ができますので、あまり大きな問題点にはならなそうです。

ただ、auのころと同じようにLINEを使いたいという場合は、対応している4社から選んでください。

GB繰り越しはさまざまな格安SIMで利用できる

サービス名GB繰り越しGBシェア
UQモバイル
povo
IIJmio
イオンモバイル
エキサイトモバイル
J:COM MOBILE
mineo
NUROモバイル
BIGLOBEモバイル
繰り越し比較表

GB繰り越しは、データをトッピングするタイプのpovo以外の格安SIMで使えます。

余ったデータを翌月に繰り越せると、体感としてとてもオトクなので、ぜひとも活用したいところです。

povoはGB繰り越しはありませんが、期間限定でGBが増量したトッピングを販売していることもあるので、いずれの格安SIMを選んでもオトクに使えそうです。

au回線の使い勝手はどう?オタクが教えるau回線の特徴

ここでは、ちょっと踏み込んだ話になりますが、au回線の特徴について紹介していきます。

au、docomo、SoftBankは運用歴が長く、それぞれに特徴があります。

どの会社も基地局数はめちゃくちゃ多いので、特に使い勝手に不満に思うことはなさそうですが、せっかくオタクが書く記事なので、細かいことを説明していきたいと思います。

基地局はdocomoに次いで2番目の多さ!対応エリアが広い

基地局の数は、対応エリアはもちろん、通信速度やつながりやすさに影響してきます。

基地局数で比べるとauはdocomoに及びませんが、それでも十分な数を保有していると言えます。

実際、auは楽天モバイルに回線の一部を提供していたりします。

auはプラチナバンドをメインに、特に混雑しやすいエリアはスポット的に拡張していくというエリアの広げ方をしています。

ですので、「auは全国どこに行ってもそれなりに安定してつながる」というのが大きな特徴です。

特に速くはないが通信速度と安定性のバランスがとれた回線

通信速度の特徴としては、auはそれなりに速い、と言えます。

docomoのようにめちゃくちゃ速いわけではないけど、ストレスを感じない程度には速いです。

通信品質も安定しているので、使っていて大きな不満は出ないと思います。

auは今までなかなかつながりにくかったエリアも積極的に拡張しているので、とにかく速いエリアを作ろう!というよりは、きちんと安定してつながるエリアを広げていこう、という印象があります。

そういう点で、通信速度と安定性のバランスが良い回線だと言えます。

パケ詰まりは大きな問題になっていない

最近、5Gがスタートしてから、特に都内の人が多いエリアでつながりにくいという状況がたびたび発生しています。

よく起こっているのが、電波は立っているのにデータ通信ができない「パケ詰まり」や「パケ止まり」という現象です。

これは、比較的docomoで多く見られるようですが、今のところauでは大きな問題になっていません。

ですので、都内で利用する予定の方でも安心して利用できる回線と言えるでしょう。

auからau回線の格安SIMへの乗り換えがおすすめの理由

ここでは、auからau回線の格安SIMに乗り換えると何がいいのか?について、紹介していきます。

月額料金が大幅に安くなる

格安SIMという名前の通り、乗り換えると料金がかなり安くなる点が大きなメリットです。

どれだけ安くなるのかを実感してほしいので、ここでは、au・MNO系のUQモバイル・MVNO系のIIJmioの月額料金を比べてみます。

スクロールできます
1GB2GB3GB4GB5GB10GB15GB20GB
au3,465円4,565円5,665円6,215円7,238円7,238円7,238円7,238円
UQモバイル2,277円2,365円2,365円2,365円3,278円3,278円3,278円3,278円
IIJmio850円850円990円990円990円1,500円1,800円2,000円
  • au:スマホミニプラン、使い放題MAX の料金プラン
  • UQモバイル:3つのプランのうち最も安い料金プラン
  • IIJmio:音声SIMの料金プラン

どの料金プランを比較しても、格安SIMに乗り換えるだけで、かなりの節約になります。

MVNO系の格安SIMであるIIJmioがダントツで安いのはもちろんですが、auと同程度の品質やサービスを受けられるUQモバイルでも、毎月1,000円~4,000円程度の差があることがわかったと思います。

UQモバイルのコミコミプラン(20GB 3,278円)なら、1回10分の通話が無料でついてくるので、値段以上にオトク感があります。

格安SIMに乗り換えるだけでこれだけ安くなるなら、正直に言って早く乗り換えたもん勝ちだと思います。

今使っている端末・電話番号をそのまま利用できる

「通信会社を変えると色々と手続きが面倒」と思う方もいるかもしれませんが、auからau回線を使った格安SIMに乗り換える場合は、ほかの会社から乗り換える場合よりも格段に手続きが楽です。

まず、今使っている端末をそのまま使えることが多いので、SIMロック解除をする手間がかかりません(ただし、必ず事前に動作確認端末かどうかは確認してください)。

また、auからUQモバイルpovoに乗り換える際は、MNP番号の発行手続きなしに電話番号を引き継ぐことができます。

記事の後半で格安SIMへの乗り換え方法を6ステップで説明していますが、SIMロック解除やMNP番号の発行手続きの手間がないと、実質3ステップで乗り換えが完了するので、おすすめです。

つながるエリアはauと同じ

au回線の格安SIMに乗り換えても、つながるエリアはauと同じです。

「格安SIMに乗り換えたら対応エリアが狭くなる」という心配はないので、安心してください。

ただし、対応エリアは同じでも、MNO系とMVNO系では回線の品質はまったく異なります。

auと同じエリアで、同じくらいの通信速度や通話品質が欲しい方は、MNO系の格安SIM(UQモバイルやpovo)を選びましょう。

さらに、UQモバイルなら、auと同じように店舗でのサポートもあるのでおすすめです。

auにはない格安SIM独自のサービスが魅力

格安SIMは大手キャリアにはない独自のサービスを多く展開して、差別化を図っています。

MNO系では、povoが好きなトッピングを自由に組み合わせる新しいスタイルのサービスを提供しています。

MVNO系では、ユーザー同士でパケットを分け合えるmineoや、対象のSNSが使い放題になるNUROモバイル、エンタメフリーオプションが使えるBIGLOBEモバイルなど、それぞれ独自のおもしろいサービスがあります。

安さだけではない、色んな使い方ができるのが格安SIMの魅力です。

auから格安SIMへ乗り換える際の注意点

格安SIMはauと比べて月額料金が安くなりますので、とても良いのですが、もちろんデメリットもあります。

ただ、ここで出てくるデメリットは、格安SIMのなかでもMVNO系の格安SIMのみに当てはまるものもあります。

ですので、MNO系のUQモバイルやpovoを選んだ場合は、特に気にならないということもあるかと思います。

auよりも通信速度が下がる可能性がある

格安SIMの通信速度は、ぶっちゃけauよりは確実に遅くなります

ですが、単純に「遅くなる=デメリット」と考えるのではなく、「どの程度遅くなるのか?」が大事な視点です。

Netflixの4K動画を視聴するときの推奨速度は15Mbpsなので、30Mbps程度が安定して出ている格安SIMであれば、ストレスを感じるほどではないでしょう。

また、通信速度が遅くなって特に困るのは、昼休みの時間帯だと思います。

昼休み以外は問題なく使えるのに、昼休みは1Mbpsも出ないという格安SIMも出てくるので、注意が必要です。

これらのことを考えれば、MNO系のUQモバイル・povo、MVNO系でもJ:COM MOBILEなら、通信速度に大きな不満を抱えることなく使えるでしょう。

auの各種割引サービスが利用できなくなる

auから格安SIMに乗り換えると、auが提供している以下のような割引サービスが利用できなくなります。

  • 家族割
  • auスマートバリュー
  • au PAYカードお支払い割

ですが、仮にauで利用していた割引サービスが格安SIMで使えなくても、たいして大きな問題にはなりません

なぜなら、そもそもauの料金が高すぎるので、格安SIMに乗り換えるだけでかなり料金が安くなるからです。

この記事で紹介している格安SIMのなかで一番料金が割高なのがUQモバイルですが、UQモバイルはauと同様の割引サービスを利用できるので、結果的にauよりかなり安く使えます。

ですので、割引サービスがないことを理由に格安SIMに乗り換えないのは、大きな間違いです。

キャリアショップでの対面サポートがなくなる

auは全国のキャリアショップで対面サポートを受けられますが、格安SIMではそもそもキャリアショップを構えているところが少ないです。

そのため、格安SIMの利用が初めてという方や、年配の方で対面サポートがないと不安という方にはデメリットになるかなと思います。

逆に、手続きのたびにキャリアショップに行くのが面倒だという方なら、特に問題にはならないでしょう。

もし、キャリアショップでの対面サポートを受けたいという場合は、下記の格安SIMの中から選べば安心です。

キャリアメールの利用は有料になる

auから格安SIMに乗り換えると、キャリアメール(@ezweb.ne.jp/@au.com)が使えなくなります

乗り換え後も同じアドレスを利用したい場合は、auメール持ち運びサービスを契約する必要があり、月額330円がかかります。

今ではキャリアメールをガンガン使っている方は少なくなっている印象なので、デメリットになるという方は少ないかもしれません。

ですので、「メールアドレスは必要だけどキャリアメールじゃなくてもいい」という場合は、GmailやYahoo!メールなどのフリーメールを利用すると良いです。

「やっぱりキャリアメールがあると安心」という場合は、下記の格安SIMの中か選べば安心です。

au回線の格安SIMへ乗り換える手順

ここでは、au回線の格安SIMに乗り換えるときの手順について紹介していきます。

格安SIMは、基本的に手続きをひとりでやらなくてはいけませんが、実はそれほど難しい作業はありません。

ひとつずつ説明するので、自分のペースで進めてみてください。

1:乗り換え先の格安SIMを決める

まずは、乗り換え先の格安SIMを決めましょう。

迷っている場合は、MNO系の格安SIMから選べば、品質的に後悔することはないでしょう。

格安SIMの利用が初めてだという方は初心者でも安心なUQモバイル、自分流にとことんカスタマイズしたい方はpovo、という選び方もアリです。

この記事で紹介している格安SIMランキングや比較項目を参考にすれば、後悔のない選択をできるので、ぜひ参考にしてください。

2:乗り換え先で利用する端末を決める

次に、乗り換え先の格安SIMで利用する端末を決めましょう。

方法としては、主に以下の2パターンがあります。

今使っている端末を利用する場合

今使っている端末を乗り換え先の格安SIMでも利用すれば、乗り換えにかかる費用をぐっと抑えられるのでおすすめです。

ただし、乗り換え先で使えるかどうかは、必ず事前に確認が必要になります。

格安SIMの公式サイトに掲載されいてる、「動作確認端末」をチェックしてください。

基本的にauで購入した端末なら、au回線の格安SIMでもそのまま使えることが多いですが、念のため確認しましょう。

乗り換えと同時に端末を購入する場合

格安SIMでは、大手キャリアと同様に乗り換えのタイミングで新しく端末を購入することも可能です。

特に、乗り換え時に端末を購入すると、オトクなキャンペーンを利用できる格安SIMもあります。

UQモバイルでは、機種代金から最大5,500円割引になるスペシャルセール(終了日未定 2023年7月時点)も開催されているので、ぜひ活用してください。

3:au以外からの乗り換えならSIMロックを解除する

スマホは、端末を購入したキャリアと異なるキャリアのSIMカードを利用すると通話やインターネットが使えないように、制限(SIMロック)がかかっています。

ですので、au以外からau回線を利用した格安SIMに乗り換える場合は、SIMロック解除が必要になります。

SIMロックの解除方法はいくつかありますが、手数料や受付時間を考えると、オンラインで済ませてしまうのが手っ取り早いです。

ここでは、docomoとSoftBankのSIMロック解除方法を説明します。

docomoのSIMロック解除方法

docomoの場合は、以下の3つの方法でSIMロック解除ができます。

手続き方法詳細手数料
オンライン手続き「My docomo」にアクセス
必要なもの:dカウントまたはネットワーク暗証番号
受付時間:24時間
なし
電話docomoの携帯から:局番なしの「151」(無料)
一般電話から:0120-800-000
必要なもの:ネットワーク暗証番号
受付時間:午前9時~午後8時
3,300円(税込)
docomoショップ必要なもの:本人確認書類
受付時間:店舗によって異なる
3,300円(税込)

SoftBankのSIMロック解除方法

SoftBankでは、以下の2つの方法でSIMロック解除ができます。

手続き方法詳細手数料
オンライン手続き「My SoftBank」にアクセス
受付時間:24時間
なし
Softbankショップ必要なもの:本人確認書類
受付時間:店舗によって異なる
3,300円(税込)

4:電話番号を引き継ぐならMNP予約番号を取得する

格安SIMに乗り換えて電話番号が変わってしまうと、知人に通知したり、サービスの会員登情報を更新しなくてはならなかったり、ぶっちゃけ面倒ですよね。

ですので、これまで使っていた電話番号を格安SIMでも使いたい方は、「MNP予約番号」を取得しましょう。

いずれの方法を利用しても、手数料はかかりません。

ただし、MNP予約番号には、取得日を含めて15日間の有効期限があるので、期限内に乗り換えを済ませましょう。

ですが、有効期限を過ぎてしまっても番号の再取得はできるので、安心してください。

auのMNP予約番号取得方法

auでMNP予約番号を取得する方法は3パターンあります。

なお、auからUQモバイルpovoへ乗り換える場合は、MNP予約番号は必要ありません。

手続き方法詳細
オンライン手続き「My au」にアクセス
必要なもの:ネットワーク暗証番号
受付時間:24時間
電話0077-75470(無料)
受付時間:9:00~20:00
au取扱店必要なもの:本人確認書類
受付時間:店舗によって異なる

docomoのMNP予約番号取得方法

docomoでは以下の3パターンを利用できます。

電話で問い合わせる場合は、公式ホームページに電話の混雑状況が掲載されているので、参考にしてください。

参考:お問い合わせ | お客様サポート | NTTドコモ

手続き方法詳細
オンライン手続き「My docomo」にアクセス
必要なもの:dカウントまたはネットワーク暗証番号
受付時間:24時間
電話docomoの携帯から:局番なしの「151」(無料)
一般電話から:0120-800-000
必要なもの:ネットワーク暗証番号
受付時間:午前9時~午後8時
docomoショップ必要なもの:本人確認書類
受付時間:店舗によって異なる

SoftBankのMNP予約番号取得方法

SoftBankでMNP予約番号を取得する際は、以下の3パターンでできます。

手続き方法詳細
オンライン手続き「My SoftBank」にアクセス
受付時間:24時間
電話SoftBank携帯電話から:*5533(通話料無料)
一般電話から:0800-100-5533(通話料無料)
受付時間:9:00~20:00
SoftBankショップ必要なもの:本人確認書類
受付時間:店舗によって異なる

5:格安SIMに申し込む

ここまで準備したら、いよいよ格安SIMへ申し込みましょう。

格安SIMの申し込みは、公式サイトから申し込めるほか、UQモバイルやイオンモバイルmineoなら、店舗での申し込みもできます。

少しでも早くSIMカードを受け取りたい場合は、オンラインでの手続きが有利ですが、初めて格安SIMを利用する方など、スタッフと話をしながら手続きしたい方は店舗を利用するとよいでしょう。

6:開通手続きと初期設定を行う

契約が成立すると、注文したSIMカードや端末が自宅に届きます。

格安SIMを利用するためには、開通手続きと初期設定が必要ですが、手順は格安SIMによって異なるので、同梱されている説明書や公式サイトを参考にしてください。

開通手続きは受付時間が決まっている格安SIMが多く、1〜2時間ほどかかることもあるので、時間に余裕を持って手続きしましょう。

au回線の格安SIMでよくある質問

ここでは、au回線の格安SIMでよくある質問にお答えします。

auで購入したiPhoneはau回線の格安SIMでも使える?

もちろん使えますが、2点ほど注意点があります。

1つ目は、格安SIMで使う予定のiPhoneが、格安SIM側で動作確認端末になっているかどうかです。

iPhoneのシリーズによっては対象外になっているものもあるので、必ず乗り換える前に確認してください。

特に最新シリーズの場合は要注意です。

2つ目は、SIMロック解除が必要かどうかです。

auなど大手キャリアショップで購入したiPhoneにはSIMロックがかかっていて、他社の回線で利用できなくなっています。

多くの場合、auで購入したiPhoneなら、au回線の格安SIMに乗り換える際にSIMロック解除は必要ありませんが、iPhoneのシリーズによってはSIMロック解除が必要になることがあります。

格安SIMに乗り換える前に、公式サイトなどでしっかり確認しましょう。

au回線の格安SIMでiPhoneを購入できるのは?

iPhoneを購入できるau回線の格安SIMは6社あります。

新品のみ、中古品のみ、両方取り扱っているなど、対応はさまざまです。

商品のラインナップも異なるので、気になるシリーズがあるか確認してみてください。

au回線の格安SIMでeSIMに対応しているのは?

au回線の格安SIMでeSIMに対応しているのは以下の5社です。

eSIMを使えば、乗り換え時の開通手続きがスムーズにできたり、1台の端末で複数の回線を利用できたり、利便性が向上するのでおすすめです。

au回線の格安SIMで5Gに対応しているのは?

au回線の格安SIMで5Gに対応しているのは以下の6社です。

5Gを使うメリットとしては、大容量データの高速通信ができるデータの遅延が少なくなるなどがあります。

ただし、5Gに対応しているエリアはまだ限られているので、自分の生活圏に対応しているかどうかは必ず事前に確認した方がいいです。

5Gに対応した端末を用意する必要がある点も忘れないでください。

au回線の格安SIMではテザリングできる?

この記事で紹介している格安SIMではテザリングを利用できます。

ただし、テザリングを利用するためには、テザリングに対応している端末も必要です。

最近発売されている端末であれば、ほとんどがテザリングに対応していますが、少し前の端末では対応していないものもあるので注意してください。

格安SIMに乗り換えるおすすめのタイミングはいつ?

料金面でのオトクさを考えると、今すぐ乗り換えた方がいい!と思うのが正直なところです。

ですが、契約期間や料金の支払い状況など、人によって確認しておいた方がいい項目があるので、ここで紹介します。

契約内容を確認してみて、契約更新月での乗り換えをおすすめします。

料金の請求締め日の直前

スマホの料金は日割り計算にならないことが多いので、どのタイミングで解約しても月額料金を満額支払わなくてはなりません。

料金の請求締め日の直前であれば、それほどお金を無駄にすることはないでしょう。

端末代を支払い終わったタイミング

端末代を分割で支払っていて、まだ全額支払い終えていない場合は、格安SIMに乗り換え後も支払いが必要になります。

解約時に一括での支払いが必要になるケースもあり、大きな負担になりかねないので、心配な方は端末の支払いが終わったタイミングでの乗り換えがおすすめです。

通信速度が遅いときの対象方法は?

格安SIMの通信速度は、利用する場所や時間帯の影響を受けます。

人が大勢いる場所や、ビルの陰、地下、トンネル内などではつながりにくい傾向にあるので、人が少ない場所や屋外で再度通信を試してみましょう。

また、時間帯については、昼休み時間のほか、通勤の7時〜9時、退勤の17時〜19時などでも速度が遅くなることがあります

込み合う時間帯を避けるのが鉄則ではありますが、MVNO系の格安SIMを契約している場合は、昼休みでも速度低下がない格安SIMに乗り換えてしまうのが手っ取り早いです。

おすすめは、MNO系のUQモバイルやpovo、MVNO系でも速度が比較的速いJ:COM MOBILEです。

つながりにくい状態が毎日続くとストレスにしかならないので、検討してみてください。

オタクが考えるau回線の格安SIMについて

au回線の格安SIMを調べると、auとほぼ同じ品質・サービスで使いたい方にはUQモバイル、とことん自由にカスタマイズしながら使いたい方にはpovoがおすすめと言えます。

そのほか、品質と料金のバランスが良い格安SIMならIIJmioイオンモバイル、とにかく安く使いたいならNUROモバイルなど、多くの選択肢がありました。

料金と品質、どちらを優先するのかは人それぞれなので、この記事をしっかりと読んで自分にピッタリの格安SIMを選んでもらえればと思います。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次