ソフトバンク回線の格安SIM | オタクが回線の特徴やおすすめの格安SIMを解説するよ

ソフトバンク回線の格安SIMを紹介していきますが、ソフトバンク回線で格安SIMを使っている会社は少ないです。

合計5社しかないので、どちらかと言うと選びやすいです。

ただ、MNO系格安SIMと、MVNO系格安SIMでは、品質が大きく違うので、その点をしっかりと比較し、自分にピッタリの格安SIMが選べるようにオタクが解説していきます。

特に「ソフトバンク回線はエリアが狭い?ソフトバンクの特徴」ではプラチナバンド、ソフトバンクに供給しているベンダーなどのマニアックな話もしているので、気になる方は見てください。

その他は、最初の方の部分で十分理解できるかなと思っています。
記事を読むのが面倒くさい場合は、以下の動画を参考にしてください。

同率1位ahamoLINEMO
同率2位Y!mobileUQモバイル
3位povo
4位楽天モバイル
5位OCNモバイル
6位IIJmio
同率7位イオンモバイルエキサイトモバイル
8位J:COM MOBILE
圏外mineoNUROモバイルLIBMOBIGLOBEモバイルHISモバイルLIBMODTISIM
目次

【MNO系】ソフトバンクのサブブランド格安SIM

格安SIMと言っても、MNOMVNOの2種類に分かれてます。
この違いについて詳しく知りたい場合は、以下の記事をご確認ください。

ざっくり言うと、MNO系の格安SIMを使えば、ほとんど不満は出ずMVNO系だと昼休み時間の通信速度が極端に遅くなるなどのデメリットが多くなります。

ソフトバンク回線の格安SIMの場合、MNO系の格安SIMがLINEMOとY!mobileの2つがありますので、まずはその2つについて紹介をしていきます。

【LINEMO】格安SIMの総合ランキング同率1位

no1
3GB 990円20GB 2,728円
速度に関すること
回線通信速度昼休み
ソフトバンク
エリアに関すること
基地局数東京都内都会田舎
通話に関すること契約形態
形式音質eSIM種別
VoLTE(HD+)サブブランド
その他
口座引落LINE年齢確認国際ローミング5G

まず、LINEMOはソフトバンク回線の格安SIMの中では一番おすすめできる格安SIMになります。

MNOなので、そもそもソフトバンクが提供しているサービスで、エリア、通信速度、通話の品質などはソフトバンクを利用している時と全く同じです。

3GB990円から利用でき、LINEギガフリーもありますので、3GBで十分の人も出てくるでしょう。

もちろん20GB2,728円のサービスもあるので、がっつり使いたい人にもおすすめできます。

当サイトの格安SIM総合ランキングでも、ahamoと同率で1位の格安SIMなので、ソフトバンク回線で迷っている人は、LINEMOにするとほとんど問題はおきないでしょう。

細かい話になりますが、LINEMOを色々調べていると、LINEMOはIPv6の通信ができません

ソフトバンクやY!mobileはできるのですが、LINEMOはIPv4になります。

簡単に言うと、IPv6の方が通信速度が速いと言われていますが、体感的にそこまで変わらないので、深く心配する必要はないでしょう。

また店舗でのサービスはありませんので、サポートを重視したい人は、少し料金は高くなりますが、次に紹介するY!mobileにするのが良いでしょう。

【Y!mobile】ほぼソフトバンクと同じ使用感で総合2位

2位
3GB 2,178円(990円)15GB 3,278円(2,090円)25GB 4,158円(2,970円)
速度に関すること
回線通信速度昼休み
ソフトバンク
エリアに関すること
基地局数東京都内都会田舎
通話に関すること契約形態
形式音質eSIM種別
VoLTE(HD+)サブブランド
その他
口座引落LINE年齢確認国際ローミング5G

Y!mobileはソフトバンクなどのキャリアとLINEMOなどの格安SIMの中間に位置するサービスと捉えるとよいでしょう。

こちらもソフトバンクが提供しているMNO系の格安SIMです。

ソフトバンクでできることは、ほとんど全て利用でき、店舗でのサポートもあります。

通信速度、エリア、通話品質などもソフトバンクと同じと考えてよいです。

ただし、1人で使う場合は3GB2,178円と他の格安SIMと比べて、かなり高い料金となっています。

ただ家族で利用すると2台目からは3GB990円で利用できます。

店舗サポートもあるので、年配の方も含めて家族全員で持つ場合は、Y!mobileが最高の選択肢になるでしょう。

できるだけ安く品質の良い格安SIMを求めるならLINEMO
少し高いもののサポート含め品質の良い格安SIMを求めるならY!mobile

と考えると良いでしょう。

【MVNO系】ソフトバンク回線を借りている格安SIM

次にソフトバンク回線を使っているMVNO系の格安SIMを紹介していきます。

MVNOなので、ソフトバンクから回線を借りて(仕入れて)サービス展開しています。

ほとんどは不満なく使えますが、ソフトバンクから乗り換えた時を考えると、できることは限られてきます。

また昼休み時間は1Mbps程度の通信速度になることが多いので、昼休み時間にがっつり使いたい人は、利用を控えた方が良さそうです。

【mineo】面白いサービスが多いがランキング圏外

圏外mineo
1GB 1,298円5GB 1,518円10GB 1,958円20GB 2,178円
速度に関すること
回線通信速度昼休み
ドコモ/au/ソフトバンク×
エリアに関すること
基地局数東京都内都会田舎
通話に関すること契約形態
形式音質eSIM種別
プレフィックスMVNO
その他
口座引落LINE年齢確認国際ローミング5G
×

mineoはドコモ、au、ソフトバンクの3つの回線から契約できる珍しい格安SIMです。

20GBでも2,178円と利用料金は安いです。

運営元のオプテージと言う会社は関西でeo光という光回線を提供している企業なので、通信会社としての経験や実績はあります。

またパケット放題plusという月額385円のサービスがあります。

パケット放題plusは通信速度は1.5MbpsになりますがGB数を消費しない使い放題のプランです。

昼休みの時間帯以外は、通信速度も安定していることが多いので、「自分にピッタリのプランを組んで安く使いたい」と言う方に向いています。

【NUROモバイル】速度の速い高額プランがリリース

圏外
3GB 627円5GB 825円10GB 1,320円
速度に関すること
回線通信速度昼休み
ドコモ/au/ソフトバンク×
エリアに関すること
基地局数東京都内都会田舎
通話に関すること契約形態
形式音質eSIM種別
プレフィックス×MVNO
その他
口座引落LINE年齢確認国際ローミング5G
×××

NUROモバイルもドコモ、au、ソフトバンクの3つの回線から選ぶことができる格安SIMです。

3GB627円と非常に安い格安SIMになります。

色んな格安SIMを調べていますが、「価格の安さ」という意味ではNO1の格安SIMと言えるでしょう。

ただ通信速度的には、早くはないです。とはいえ、ストレスがかかるほど遅くないので問題ありません。

昼休み時間帯(12時~13時)は、かなりスピードが落ちるので、その時間にがっつりスマホを触りながら昼食をしたい!と言う場合は、利用を控えた方が良さそうです。

また料金は少し高くなりますが、NUROモバイルNEOプラン(20GB2,699円~)という、通信速度が早いプランもあります。

個人的にこのプランであればLINEMOにした方が絶対いいと思いますが、NUROに特別な思い入れがある場合は、使ってみてもよいでしょう。

【HISモバイル】通話の品質の良い格安SIM

圏外
1GB 550円3GB 770円7GB 990円20GB 2,190円
速度に関すること
回線通信速度昼休み
ドコモ/ソフトバンク×
エリアに関すること
基地局数東京都内都会田舎
通話に関すること契約形態
形式音質eSIM種別
VoLTEMVNO
その他
口座引落LINE年齢確認国際ローミング5G
××××

プランを見て頂くと分かりますが、HISモバイルも激安の格安SIMです。

回線はドコモかソフトバンクを選ぶことができます。

20GB2,190円はかなり安い方なので、「たくさん使いたい!けどかなり安くしない!」というような人には良いかもしれません。

個人的に20GBでかなり安く使うならIIJmioがおすすめですが、IIJmioはドコモかauの回線しか使えないので、ここでは除外しております。

またMVNO系の格安SIMは通話する時にプレフィックス番号を付与するものが多いので、通話音質が悪くなるのですが、HISモバイルはプレフィックス番号を付与しません。

MNO系と同じVoLTEという規格で通話することができるので、通話音質はかなり良いです。

昼休み時間帯は速度が遅くなりますから、「安くしたい!仕事で通話をよくする!昼休みはプライベート用のスマホを使う!」みたいな業務用携帯として利用するのも良いかもしれません。

ソフトバンク回線を使った格安SIMの比較表

ここまでソフトバンク回線を使っている格安SIMを個別に5社紹介しました。

次に以下5社の比較をしていきたいと思います。

比較を見ると、「どの会社が自分にピッタリか」分かると思いますので、迷っている人は参考にしましょう。

通信速度で比較をするとMNO系が圧倒的

回線速度昼休み
ahamoドコモ
LINEMOソフトバンク
Y!mobileソフトバンク
UQモバイルau
povoau
楽天モバイル楽天
OCNモバイルドコモ
IIJmioドコモ/au×
イオンモバイルドコモ/au×
エキサイトモバイルドコモ×
J:COM MOBILEドコモ/au
mineoドコモ/au/ソフトバンク×
NUROモバイルドコモ/au/ソフトバンク×
BIGLOBEモバイルドコモ/au×
HISモバイルドコモ/ソフトバンク×
LIBMOドコモ×
DTISIMドコモ×

通信速度はMNO系であるLINEMOとY!mobileが圧倒的に速いです。

もちろんMNO系なので回線に余裕があり、昼休みの時間帯も快適に利用できます。

ソフトバンク回線自体がOpenSignalという海外の会社の調査で「ネットの安定性」ではNO1を獲得しているので、MVNO系も通常時の通信速度は遅くはありません。

ただ昼休みの時間帯は3つとも1Mbps前後になるので、注意しましょう。

実測値のところを見てもらうと、大差ないように思うかもしれませんが、実際に利用した僕から言わせると、通信速度を求めるなら、絶対にLINEMO、Y!mobileがおすすめです。

その他、GB数オーバーしてしまった場合、LINEMOの20GBプラン、Y!mobileの15GB以上のプランは1Mbpsとなっています。

LINEをする、インターネット検索するなどの場合は、少しストレスを感じるかもしれませんが、できなくはありません。

300Kbps以下だと、ほぼ何もできない状態なので、通信制限がかかった時の速度も参考程度に覚えておいてください。

料金プランはMVNO系の方が安い傾向

スクロールできます
ランキング主なプラン種別イメージ
1位ahamo20GB 2,970円
100GB 4,950円
MNO安い
同率1位LINEMO3GB 990円
20GB 2,728円
MNO安い
2位Y!mobile3GB 2,178円(990円)
15GB 3,278円(2,090円)
25GB 4,158円(2,970円)
MNO高い
同率2位UQモバイル3GB 1,628円
15GB 2,728円
25GB 3,828円
MNO高い
3位povo1GB 390円(7日間)
3GB 990円(30日間)
20GB 2,700円(30日間)
MNO安い
4位楽天モバイル~3GBまで 1,078円
~20GBまで 2,178円
20GB~無制限 3,278円
MNO安い
5位OCNモバイル1GB 770円
3GB 990円
6GB 1,320円
10GB 1,760円
MVNO安い
6位IIJmio2GB 850円
5GB 990円
10GB 1,500円
15GB 1,800円
20GB 2,000円
MVNO激安
7位イオンモバイル1GB 858円
3GB 1,078円
10GB 1,848円
20GB 1,958円
MVNO激安
同率7位エキサイトモバイル3GB 690円
7GB 1,430円
17GB 2,750円
MVNO安い
8位J:COM MOBILE1GB 1,078円
5GB 1,628円
10GB 2,178円
20GB 2,728円
MVNO高い
圏外mineo1GB 1,298円
5GB 1,518円
10GB 1,958円
20GB 2,178円
MVNO安い
圏外NUROモバイル3GB 627円
5GB 825円
10GB 1,320円
MVNO激安
圏外BIGLOBEモバイル1GB 1,078円
3GB 1,320円
6GB 1,870円
MVNO安い
圏外HISモバイル1GB 550円
3GB 770円
7GB 990円
20GB 2,190円
MVNO激安
圏外LIBMO3GB 980円
8GB 1,518円
20GB 1,991円
MVNO激安
圏外DTISIM1GB 1,320円
3GB 1,639円
5GB 2,112円
10GB 3,080円
MVNO安い

料金の安さで言うと、やはりMVNO系の格安SIMの方が安いです。とはいえMVNO系でもそこまで安くない格安SIMも意外と多いですが、NUROモバイルとHISモバイルは他と比べて、かなり安い部類に入るので、「絶対安くしたい!」「子どもが持つスマホだから安くて問題ない!」と言う場合にありがたいですね。

逆にY!mobileはダントツで品質がイイですが、格安SIMの中では、かなり料金が高い方に入ります。

もちろん家族全員でソフトバンクから乗り換えると、グンと安くなりますが、他の格安SIMの方が安くはなるでしょう。

「格安SIMにして節約したいけど、品質も担保したい」と言う場合はY!mobileを利用すると良いでしょう。

個人的には「サポートがないけれど、安くて品質が良い」LINEMOが一番おすすめではあります。

通話の品質はMNO系がVoLTE(HD+)を利用

VoLTEVoLTE(HD+)音質
ahamo
LINEMO
Y!mobile
UQモバイル×
povo×
楽天モバイル×
OCNモバイル××
IIJmio××
イオンモバイル××
エキサイトモバイル××
J:COM MOBILE×
mineo××
NUROモバイル××
BIGLOBEモバイル××
HISモバイル×
LIBMO××
DTISIM××

格安SIMにしても通話の品質は落ちない!と言っているサイトが多いですが、あれはウソです。

格安SIMの中でもMVNO系は確実に音質が下がります

ただLINEMOとY!mobileはMNOなので、ソフトバンクと同じVoLTE(HD+)という規格で通話できるので、非常に通話の音質は良いです。

またHISモバイルはVoLTEという規格なので、こちらも品質が良いです。

mineo、NUROモバイルはプレフィックス番号を付与する形になりますので、通話の音質が下がってしまうので、通話の音質を気にされる人は避けた方が良いでしょう。

支払い方法はMNO系は口座引落あり

口座引落
ahamo
LINEMO
Y!mobile
UQモバイル
povo
楽天モバイル
OCNモバイル×
IIJmio×
イオンモバイル×
エキサイトモバイル×
J:COM MOBILE
mineo×
NUROモバイル×
BIGLOBEモバイル×
HISモバイル×
LIBMO×
DTISIM

ソフトバンク回線を使っている格安SIMの中で口座引落があるのはLINEMOとY!mobileのみです。

その他の格安SIMはクレジットカードだけとなります。

これはソフトバンク回線を使っている格安SIMに限らず、ドコモ、auも同じで、MNO系は口座引落ができ、MVNO系は口座引落ができないです。

MVNO系の格安SIMで口座引落があるのは、J:COM MOBILE(ドコモ、au回線)とDTISIM(ドコモ回線)のみとなります。

LINEの年齢確認ができるソフトバンク回線の格安SIM

LINEの年齢確認
ahamo
LINEMO
Y!mobile
UQモバイル×
povo×
楽天モバイル
OCNモバイル×
IIJmio
イオンモバイル
エキサイトモバイル×
J:COM MOBILE×
mineo
NUROモバイル×
BIGLOBEモバイル×
HISモバイル×
LIBMO×
DTISIM×

LINEのID検索をするには、LINEの年齢確認ができる格安SIMを選ぶ必要があります。

これができない場合でも、電話番号での検索や、QRコードでのLINE交換はできますので、大きな問題点にはならなさそうです。

ただ、念のため比較表を見て頂ければと思います。

GBの繰り越しができるソフトバンク回線の格安SIM

GB繰り越しGBシェア
ahamo××
LINEMO××
Y!mobile
UQモバイル×
povo××
楽天モバイル
OCNモバイル
IIJmio
イオンモバイル
エキサイトモバイル
J:COM MOBILE×
mineo
NUROモバイル
BIGLOBEモバイル
HISモバイル××
LIBMO×
DTISIM×

GBを繰り越しできなければ、「もったいない」ですよね。笑

基本的にahamo、LINEMO、povoのサブブランド以外は繰り越しできるのですが、HISモバイルは珍しくできない格安SIMになっています。

HISモバイルとNUROモバイルは激安の格安SIMとして比較されやすいので、繰り越しをしたい人はNUROモバイルを選択しても良いでしょう。

ただ、NUROモバイルは10GBまでのプランなので、それ以上使いたいし安くしたい!という場合はmineoが選択肢となりそうです。

ソフトバンク回線はエリアが狭い?ソフトバンクの特徴

それではここから、オタクっぽい話になるのですが、ソフトバンク回線の特徴についてご紹介していきます。

やはりドコモ、au、ソフトバンクの回線には特徴がありまして、好き嫌いはでてきそうです。

ただこの3社って正直なところ、基地局数はめちゃくちゃ多いので、どれを選んでも不満に思うことはなさそうですが、オタクの知見から細かいことを説明していきたいと思います。

実は5Gエリアがめちゃくちゃ広いソフトバンク回線

まずソフトバンクって5Gを飛ばす基地局が非常に多いので、5Gのエリアがめちゃくちゃ多いんですね。

5Gや4Gが混在するような時期は、5Gの基地局が少ないと、5Gと4Gの境目あたりで、切り替えが起こり、パケ詰まりが起こったりして、不安定になりやすいのですが、ソフトバンク回線はそのような傾向がありません

逆にドコモ回線の方がそのような傾向があります。

昔はソフトバンク回線は繋がらないというイメージがありましたし、僕もそういう風に感じていましたが、今は解消されています。

もちろんスポット的に「このお店はつながりづらい」ということはあるかもですが、それはドコモもauも同じです。

プラチナバンドで電波がしっかり届く傾向

ソフトバンクは5Gを飛ばす時にプラチナバンドを使っています。

ちょっとイメージしづらいかもしれませんが、このプラチナバンドって「電波が柔らかい」んですね。

つまりは、電波が飛んでいて、前にビルがあると、柔らかいので、グルっと回り込んでビルの後ろにも電波が行くようなイメージをしてもらっても良いかもしれません。

イラストがあると良い(ソフトバンク回線動画2分前後)

ですので、ソフトバンク回線を使っていて感じるのは「しっかりと5Gが飛んでいるな」ということです。

逆にドコモの5Gの電波は「固い」ので、ビルの後ろだと5Gが入ってこないということがあります。

ただドコモの5Gの電波は超高速なので、入るところであれば、相当早いと実感できるでしょう。

逆にソフトバンクの5Gは電波は入るものの、ドコモの5Gより遅いのが特徴です。

ドコモの5G→電波が入りづらい。超高速
ソフトバンクの5G→電波が入りやすい。高速

5Gは5Gでも、このような違いがあるので知っておいても良いかもしれません。

ベンダーは中国系からヨーロッパ系にチェンジ

ソフトバンクの基地局に使われている製品ですが、3Gの時は中国系のベンダーからの仕入れが多かったです。

たとえばHUAWEI(ファーウェイ)などです。

この傾向は4Gに入ってからもこの傾向がありました。

ただ、現在は国際的な情勢などの問題もあり、HUAWEIからではなく、ERICSSONなどのヨーロッパ系ベンダーからの仕入れが多くなっています。

昔は中国系のベンダーから仕入れたものの比率が高かったですが、現在は逆転しておりヨーロッパ系ベンダーから仕入れたものの比率の方が高くなっています。

そういう意味で「中国系のベンダーから仕入れているから怖い」という件については気にしなくても良いキャリアになっていると思います。

ネットワークの安定性でNO1を獲得

ソフトバンク回線はOpenSignalというネットワークの品質を測定している海外の企業があるのですが、その測定ではソフトバンク回線はいつもとても良い評価を受けています。

この評価の中で、特に評価が高いのが「ネットワークの安定性」です。

「遅延の少なさ」「遅延の揺らぎの少なさ」が評価を受けています。

特にインターネットにおいて、ネットワークの安定性は重要で、ネットワークの速さがいくら早くても、「早くなったり遅くなったりする」と結構使いづらいです。

このような不安定さはビデオ通話やzoomが途切れたり、ゲームでラグが生じる原因になります。

そういう意味でソフトバンク回線はトップスピードが速いよりも、実際に使用した時の実感的な快適さを感じることができるでしょう。

ソフトバンクから格安SIMに乗り換えるメリットデメリット

ソフトバンクから格安SIMに乗り換える前に、メリットとデメリットについて知っておきましょう。

【メリット】料金は大幅に安くなる

毎月の料金が大幅に安くなる点が格安SIMに乗り換える最大のメリットです。

どれくらい安くできるのか、具体的に見てみましょう。

ここでは、ソフトバンクのサブブランド(MNO系)のLINEMO、Y!mobileと比較します。

ソフトバンクLINEMOY!mobile
1GB3,278円
3GB5,478円990円2,178円(家族割で990円)
15GB7,238円(※ギガ無制限プラン)3,278円(家族割で2,090円)
20GB2,728円
25GB4,158円(家族割で2,970円)

※いずれも税込価格

3GBプランを比べると、ソフトバンクからLINEMOに乗り換えるだけで毎月4,500円ほど節約できることがわかります。

1年間では約5万円も差が出るのは大きいですよね。

なお、Y!mobileは1人で契約する分には割高なので、家族での利用を検討しましょう。

【メリット】電波が届くエリアは格安SIMでも一緒

「格安SIMは電波が届くエリアが狭いのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、ソフトバンク回線系の格安SIMはソフトバンクと同じ回線を使っています。

そのため、格安SIMに乗り換えたとしても対応エリアに変更はないので安心してください。

ただし、対応エリアは同じでも、MNOとMVNOでは回線の品質は異なります。

ソフトバンクと同じエリア、同程度の通信速度・通話品質がいいという方は、LINEMOやY!mobileなどのMNO系格安SIMを選びましょう。

【デメリット】実店舗でのサポートが受けられない

ソフトバンクは全国に実店舗(キャリアショップ)がありますが、格安SIMで実店舗を構えているところはそれほど多くありません。

これは、人件費や光熱費などの固定費を削減することで料金の安さを実現するためです。

そのため、格安SIMでは基本的に手続きやサポートはオンラインで行われます。

必要に応じて電話やメール、チャットなどでも対応してもらえますが、「直接スタッフからサポートを受けたい」という方にはデメリットになるでしょう。

対面でのサポートを希望する方は、全国に実店舗があるY!mobileやmineoを選ぶと安心して利用できますよ。

【デメリット】キャリアメールを引継ぐのは有料

ソフトバンクから格安SIMに乗り換える際、キャリアメールである「@ソフトバンク.ne.jp」のアドレスは使えなくなります。

そのため、乗り換え後も同じアドレスを使いたいという方は、有料の「メール持ち運びサービス」を申し込まなくてはなりません。

1メールアドレスあたり月額330円または年額3,300円がかかるので、これまで無料で使えていたものにお金を払うのは抵抗がある方もいるでしょう。

格安SIMに乗り換えた後にメールアドレスをゲットするには、Gmailなどのフリーメールを使うという方法もあります。

ただし、フリーメールアドレスは受け取り手側のセキュリティ対策レベルが高いと迷惑メールとしてはじかれてしまう危険性があります。

「無料でキャリアメールを使いたい!」という方は、Y!mobileかmineoを選べば「@yahoo.ne.jp」「@mineo.jp」のアドレスを使えるので参考にしてくださいね。

【デメリット】ソフトバンクユーザー向けの特典が使えない

格安SIMに乗り換えると、ソフトバンクが提供している特典が受けられなくなる点もデメリットです。

たとえば、以下のような割引特典やポイントは利用できなくなるので注意しましょう。

  • 新みんな家族割
  • おうち割光セット
  • 1年おトク割+
  • ワイモバイル→ソフトバンクのりかえ特典
  • ハートフレンド割引
  • Tポイント
  • ソフトバンクポイント

なお、TポイントはTカードとの連携やYahoo!IDの登録をすれば引き継ぐことは可能です。

ソフトバンクカードはアプリは使えなくなりますが、カード自体は引き続き使えます。

格安SIMに乗り換える前にしっかり確認しておきましょう。

ソフトバンク回線の格安SIMへの乗り換え手順

ここでは、ソフトバンクから格安SIMへの乗り換え手順について説明します。

格安SIMへの乗り換え手続きや初期設定は基本的にすべて自分で行う必要がありますが、それほど難しい内容ではないので安心してくださいね。

1:契約したい格安SIMを選ぶ

まずは、契約したい格安SIMを決めましょう。

「あまりに格安SIMの数が多くて決められない」という方は、この記事で紹介している格安SIMの中から選べば後悔することはないでしょう。

2:乗り換え先で利用する端末を決める

次に、乗り換え先の格安SIMで利用する端末を決めましょう。

方法としては、主に以下の2パターンがあります。

今使っている端末を使う場合

端末によっては、今使っている端末をそのまま乗り換え先の格安SIMでも使えるケースがあります。

今使っている端末をそのまま使えば、乗り換えにかかる費用をかなり安く抑えられるので節約したい方におすすめです。

ただし、必ず使えるとは言い切れないので、格安SIMの公式ホームページに掲載されている動作確認端末に該当しているかを事前に確認してくださいね。

基本的に、ソフトバンクで購入した端末であればソフトバンク回線の格安SIMでもそのまま使えますが、必ず確認するようにしましょう。

乗り換えと同時に端末を購入する場合

格安SIMでは、大手キャリアと同様に契約時に新しく端末を購入することも可能です。

特に、乗り換え時に端末を購入するとかなりオトクなキャンペーンを利用できる場合もあるので要チェックです。

3:ソフトバンク以外からの乗り換えならSIMロックを解除

スマホは、端末を購入したキャリアとは違うキャリアのSIMカードを挿入しても通話やインターネット利用ができないよう制限(SIMロック)がかかっています。

そのため、格安SIMの乗り換え時にキャリアを変更する際には「SIMロック解除」が必要です。

ここでは、auとドコモを利用している方向けにSIMロック解除の方法を説明するので参考にしてください。

なお、以下に該当する方はSIMロック解除は不要なので、次のステップに進んでくださいね。

  • これまでソフトバンク回線を利用してきた方
  • SIMフリー端末を利用する予定の方
  • 格安SIMの契約時に新たに端末を購入する予定の方

auのSIMロック解除方法

auの場合は、以下の2つの方法でSIMロック解除ができます。

オンライン手続きなら24時間対応なうえ、手数料もかからないのでおすすめですよ。

手続き方法詳細手数料
オンライン「My au」にアクセス必要なもの:
ネットワーク暗証番号受付時間:24時間
なし
au取扱店必要なもの:
本人確認書類受付時間:店舗によって異なる
3,300円(税込)

ドコモのSIMロック解除方法

ドコモの場合は、以下の3つの方法でSIMロック解除ができます。

費用を節約したい方や忙しい方はオンライン手続きを利用するとよいでしょう。

手続き方法詳細手数料
オンライン「My ドコモ」にアクセス必要なもの:
dカウントまたはネットワーク暗証番号受付時間:24時間
なし
電話ドコモの携帯から:局番なしの「151」
(無料)一般電話から:0120-800-000必要なもの:ネットワーク暗証番号受付時間:午前9時~午後8時
3,300円(税込)
ドコモショップ必要なもの:本人確認書類受付時間:店舗によって異なる3,300円(税込)

4:電話番号を引き継ぐならMNP予約番号を取得

「これまで使ってきた電話番号を乗り換え先の格安SIMでも使いたい!」という方は、現在契約中のスマホで「MNP予約番号」の取得が必要です。

ここでは、大手キャリア3社のMNP予約番号取得方法を紹介するので参考にしてください。

取得方法はいくつかありますが、いずれも手数料は発生しないので都合がよい方法を利用しましょう。

ひとつ注意点として、MNP予約番号には有効期限がある点は覚えておきましょう。

「取得日を含めて15日間以内」が有効期限なので、その間に格安SIMへの乗り換え手続きを進めてください。

ただし、有効期限が過ぎてしまっても番号の再取得はできるので安心してくださいね。

ソフトバンクのMNP予約番号取得方法

ソフトバンクでMNP予約番号を取得する方法には以下の3パターンがあります。

手続き方法詳細
オンライン「My ソフトバンク」にアクセス受付時間:24時間
電話ソフトバンク携帯電話から:*5533(通話料無料)
一般電話から:0800-100-5533(通話料無料)受付時間:9:00~20:00
ソフトバンクショップ必要なもの:本人確認書類受付時間:店舗によって異なる

auのMNP予約番号取得方法

auでMNP予約番号を取得する方法には以下の3パターンがあります。

手続き方法詳細
オンライン「My au」にアクセス必要なもの:ネットワーク暗証番号受付時間:24時間
電話0077-75470(無料)受付時間:9:00~20:00
au取扱店必要なもの:本人確認書類受付時間:店舗によって異なる

ドコモのMNP予約番号取得方法

ドコモでMNP予約番号を取得する方法には以下の3パターンがあります。

ドコモでは、電話対応の混雑状況を公式ホームページで公開しているので、電話で問い合わせる場合は参考にしてくださいね。

参考:お問い合わせ | お客様サポート | NTTドコモ

手続き方法詳細
オンライン「My ドコモ」にアクセス必要なもの:dカウントまたはネットワーク暗証番号受付時間:24時間
電話ドコモの携帯から:局番なしの「151」(無料)
一般電話から:0120-800-000必要なもの:ネットワーク暗証番号受付時間:午前9時~午後8時
ドコモショップ必要なもの:本人確認書類受付時間:店舗によって異なる

5:格安SIMを契約する

ここまで用意が整ったら、いよいよ格安SIMの契約をしましょう。

格安SIMの申し込みは基本的に公式ホームページからオンライン上で行いますが、格安SIMによっては実店舗での申し込みもできます。

急いで手続きを進めたい方はオンラインを、スタッフと対面でやりとりしながら契約を進めたい方は実店舗を利用するとよいでしょう。

6:SIMカードが届いたら初期設定を行う

契約後しばらくすると、注文したSIMカードや端末が届きます。

その後、開通手続きと初期設定を行いますが、詳しい手順は格安SIMによって異なるので同梱されている説明書を参考にしてください。

なお、開通手続きには最大で1〜2時間ほどかかることがあります

受付時間が限定されている格安SIMが多いので、時間に余裕を持って手続きを進めましょう。

格安SIMへ乗り換える際に確認しておくべきことは?

まず、現在使っているスマホの契約状況を確認しましょう。

端末の分割支払いがまだ残っている場合は、引き続き支払う必要があります。

一括清算になるケースもあるので、急な出費が発生すると困る方は注意が必要です。

オプションサービスに加入している場合は解約により利用できなくなるケースが多いので、合わせて確認してください。

また、スマホ内のデータ移行やバックアップ、LINEなどの各アプリの引継ぎ方法も事前に確認しておきましょう。

ソフトバンクから格安SIMに乗り換えるタイミングはいつがいい?

 ソフトバンクから格安SIMへ乗り換えを検討している方は、以下のタイミングがおすすめです。

契約更新月

2年間など契約期間の縛りがあるプランを利用している方は、契約更新月以外に解約すると契約解除料を支払わなくてはなりません。
無駄な出費を減らすためにも契約更新月での乗り換えをおすすめします。

端末の分割支払いが終わったとき

端末の支払いが残っている場合、解約後も継続して支払いが必要です。
解約時に一括での支払いが必要になるケースもあるので、乗り換えるなら端末の支払いが終わったタイミングがおすすめです。

料金の請求締め日の直前

多くの場合、スマホの料金は日割り計算にはならないので、いつ解約しても満額の支払いになります。
締め日直前であれば、無駄なく乗り換えできますよ。

新しい端末を購入したいとき

格安SIMの契約と同時に新しい端末を購入すると、端末代割引などのキャンペーンを利用できることが多くあります。
通常よりもオトクに購入できるのでおすすめですよ。

ソフトバンク回線の格安SIMでよくある質問

ここでは、ソフトバンク回線と使っている格安SIMでよくある質問にお答えします。

ソフトバンク回線の格安SIMでiPhoneを使える?

もちろん、格安SIMでもiPhoneを利用できます。

ただし、iPhoneのモデルによっては動作確認がされていないケースがあるので注意してください。

乗り換え前には対応端末かどうかを必ず確認しましょう。

また、格安SIMではiPhone端末も販売していますが、最新モデルは購入できないことが多い点にも注意が必要です。

最新モデルが欲しい方は、アップルストアや大手キャリアショップ、家電量販店などで購入してから格安SIMに乗り換えるようにしましょう。

ソフトバンク光の契約は格安SIMに乗り換えたらどうなる?

ソフトバンクでスマホを契約している方は、ソフトバンク光にも加入しているケースが多いでしょう。

結論を言えば、ソフトバンクとソフトバンク光は全く別のサービスなので、ソフトバンクを解約してもソフトバンク光はそのまま利用できます。

その場合、乗り換え先の格安SIMの料金とソフトバンク光の料金をそれぞれ支払えばOKです。

ただ、「光回線とスマホの同時契約でセット割引を受けたい!」という方もいるでしょう。

以下の格安SIMでは各社が提携している光回線を同時契約すると割引が受けられるので参考にしてください。

  • Y!mobile:ソフトバンク光(ソフトバンクが提供する光回線)
  • mineo:eo光ネット(関西電力グループのオプテージが提供する光回線)
  • NUROモバイル:NURO光(ソニーグループが提供する光回線)
  • HISモバイル:指定の光回線


Y!mobileではソフトバンクと同様にソフトバンク光を利用できますが、割引を受けるためにはY!mobile側から改めて「おうち割」への加入が必要です。

自動で割引が適用されるわけではないので注意してください。

家族のシェアプランよりも格安SIMの方が安い?

ソフトバンクにはさまざまな割引プラン、シェアプランがあります。

1人あたり最大1,210円割引になる「新みんな家族割」や、最大5台までの子回線とデータ容量を共有できる「データシェアプラン」などは利用している方も多いでしょう。

そのため、「家族で利用できる割引プランが多いソフトバンクの方がオトクなのでは?」と思ってしまいますが、ソフトバンクはもともとの基本料金が高いので、家族全員分の料金で考えると格安SIMに乗り換えたほうが安くなるケースが多いです。

今一度、家族全員分のスマホ利用にかかる料金を計算し、格安SIMに乗り換えた際の料金と比べてみることをおすすめします。

ソフトバンクからの格安SIMに乗り換えた後でも機種変更はできる?

もちろん乗り換え後の機種変更も可能です。

ただし、契約する格安SIM会社以外から端末を購入する場合は、動作確認済みかどうかを事前に確認してから購入するようにしましょう。

機種変更に関する手続き方法は各社で異なるので、公式ホームページなどを確認してください。

支払い終えていない機種代の端末残金はどうなる?

格安SIMへの乗り換えまでに支払い終えていない端末代金がある場合は、解約後も継続して支払いが必要です。

解約時に一括清算が必要になるケースもあるので、自分が今契約しているプランの詳細を確認してみましょう。

ソフトバンク回線の格安SIMに無制限プランはある?

格安SIMではデータ容量・通信速度が無制限になるプランは基本的にはありません

ただし、mineoでは最大通信速度が決まってはいますが、データ容量を無制限に使える「マイそくプラン」があります。

料金プランに応じて、最大32kbpsから最大3Mbpsまで選べますよ。

ソフトバンク回線でデータ無制限の格安SIMを利用したいならmineoがおすすめです。

オタクが考えるソフトバンク回線の格安SIMについて

ソフトバンク回線の格安SIMを調べると、圧倒的におすすめなのはLINEMOです。

ただサポートがないなどのデメリットもありますが、品質を求めるならY!mobileかなと思います。

ただY!mobileは1人で使う場合は高いので、家族全員で乗り換えるなど、家族割を利用するようにしましょう。

そのほかにも、NUROモバイルHISモバイルは昼休み時間の通信速度は遅いですが、非常に安い格安SIMもありました。

料金を取るか、品質を取るかは、その人にとってそれぞれなので、この記事をしっかりと読んで決めてもらえればと思います。

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