性能と値段だけじゃない「共有サーバー」と「専用サーバー」の違いについて解説

コスパ重視なら「共有サーバー」がお勧め
レンタルサーバーを選ぶ時に一番気になるポイントは、やはり金額などのコストではないでしょうか?
「高性能なサーバーを安く使いたい」という、コスパ重視の方には共有サーバーがお勧めです。
| 比較対象 | 共有サーバー | 専用サーバー |
|---|---|---|
| 金額 | 専用サーバーよりも安い | 共有サーバーよりも高額 |
| 性能 | 高性能でも制限があることも | 高性能なサーバーを独占 |
| リソース | 他のユーザーと共有 | 基本的に専有 |
| 設定と管理の自由度 | 制限あり | 自由度が高い |
| 他ユーザーの影響 | 受ける可能性あり | 原則受けにくい |
| IPアドレス | 原則他のユーザーと共有 | 専用の場合が多い |
性能と値段以外の主な違いについて解説
共有サーバーと専用サーバーの違いは、料金や性能だけではありません。
「IPアドレス」「サーバー設定の自由度」「他ユーザーの影響」「メール送信制限」などにも違いがあります。
それでは、金額と性能以外の様々な違いについても解説いたします。
一番の違いは、サーバーを占有できるか否か
専用サーバーなら全リソースの占有
共有サーバーは、その名前の通り1台のサーバーを複数人で共有利用するサーバーです。そのため、サーバーのメモリやCPUなどのリソースも共有することになります。
近年は仮想化技術により、共有サーバーでも他の利用者の影響を受けることは少なくなりました。
専用サーバーでは、基本的に1台のサーバーを1ユーザーで利用するため、CPUやメモリなどのサーバーリソースを他の契約者と共有する必要がありません。
専用サーバーのリソースが占有できることは、共有サーバーでは実現できない専用サーバーならではの魅力の一つです。
専用サーバーはIPアドレスも占有
共有サーバーと専用サーバーの見逃されがちな違いに、IPアドレスの視点があります。
IPアドレスとは、サーバーの住所のようなものです。普段は気にすることが無くても、共有サーバーではIPアドレスも複数の利用者で共有することが、意外なデメリットになる場合があります。
例えば、共有サーバーの利用者の一人がスパムメールやフィッシング詐欺などをした場合、そのサーバーのIPアドレスはセキュリティ上のリスクがあるとして、ブラックリストに追加されてしまうことがあります。
IPアドレスがブラックリストに追加されてしまうと、同じサーバーを利用している無関係の利用者まで、全員が巻き添えで影響を受けることになってしまいます。
そのようなことを未然に防止するために、多くの共有サーバーでは、メールの送信件数に上限が設定されていたり、利用方法が規約によって厳しく制限されていることがあります。
専用サーバーでは、サーバーのIPアドレスがブラックリストに追加されたとしても、影響を受けるのは利用者本人のみであることから、共有サーバーに比べて制限が緩いことがあります。
メールの送信上限が無制限であることも多く、メールを大量に送信する必要がある場合にも、専用サーバーが選ばれることがあります。
専用サーバーは設定変更のカスタマイズが柔軟
共有サーバーでは、複数人での共有が前提となっているため、サーバーの設定変更が制限されていることが多くあります。
設定も共有されているため、誰か一人の要望だけでサーバーの設定変更をしてしまうと、他の利用者がWebページを表示出来なくなるなど、深刻なトラブルが発生してしまうことがあるためです。
仮想化技術により、利用者やドメイン毎に実行するPHPのバージョンを変更するなどの、設定を変更出来る共有サーバーも多いですが、キャッシュサイズや実行時メモリ上限など、サーバーの根幹に関わる設定は、専用サーバーでなければ変更が難しいことが多いです。
それぞれ、こんな人にお勧め
共有サーバーが向いている人
- Webサイトをはじめて運営する人
- アクセス数が少ないWebサイトを運営している人
- 費用を最小限に抑えたい人
アクセス数が少ない場合、専用サーバーを借りてもサーバーの性能を活かす事ができない可能性が高いため、共有サーバーで十分なことが多くあります。
はじめてWebサイトを作る場合も、まずは共有サーバーではじめることがお勧めです。
専用サーバーが向いている人
- アクセス数が非常に多いWebサイトを運営している人
- 大規模な動画配信等の大量のアクセスやデータ処理が発生するWebサイト
- 高負荷な特殊なプログラムを動かしてWebサイトを運営している人
- 大量にメール送信を行うWebサイトを運営している人
- サーバーの設定を細かく変更したい人
- 一般的な共有サーバーには無いソフトウェア・ミドルウェアをインストールして利用したい人
アクセス数が多いWebサイトは勿論、高負荷が発生しやすい大量の動画や画像を扱うWebサイトを運営している場合にも、専用サーバーはお勧めの選択肢です。
Webサイトの更新などの通知をメールで多数のユーザーに送信するWebサイトを運営している場合には、共有サーバーではメール送信の上限に抵触してしまう場合があります。その場合にも、専用サーバーがお勧めです。
他にも共有サーバーでは多数のユーザーが利用するため、安定性やセキュリティ上の理由から利用出来ないフレームワークやミドルウェアなども、専用サーバーであれば利用出来る可能性があるため、カスタマイズの自由度や管理者権限が必要な場合にもお勧めです。
まとめ
初心者にお勧めの方法は共有サーバーから使いはじめて、状況に応じて専用サーバーにアップグレードする方法です。
mixhostでは、共有サーバーも、専用サーバーもあるため、スムーズに移行することができます。
まずは安く手軽に始めることのできる共有サーバーでWebサイトを作り、アクセス数が増えてから専用サーバーを検討してはいかがでしょうか?

