pCloudはおすすめ?実際に1年使って分かった本音評価

pCloudは実際のところどうなの?
pCloudは最安値のプランでも199米ドルであり、これは日本円でおよそ3万円程度の金額になります。
pCloudは定期的にセールをしているので、実際にはより安くなることがありますが、それでも1万円以上の出費にはなるでしょう。
1万円といえば、二の足を踏むには十分な金額だと思います。
それでも、前回の記事から1年間pCloudを使い続けた筆者は、多くの人々にはpCloudはお勧めできると考えています。
pCloudについては、以下の記事でも紹介していますので、よろしければご覧ください。
先に結論: pCloudはこんな人におすすめ!
- おすすめな人: クラウドストレージに月額料金を払い続けるのが嫌な人、PCのバックアップを自動化したい人
- おすすめしない人: コマンド操作を多用するエンジニア、数千枚のRAW画像や、大容量の動画を一度に大量に扱うプロカメラマンなど
pCloudをお得にはじめる方法
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この記事を読んで、pCloudに興味を持ったならば、この機会に是非ご検討ください。
pCloudを利用者目線で解説
この記事ではpCloudのメリットだけでなく、デメリットも含めてレビューいたしました。
どんな人にお勧めか、どんな人にはお勧めできないのか、実際の利用者目線で詳しく解説いたします。
後半では、エンジニア視点での注意点も含めて解説します。
価格: ★★★★(セール時なら、★★★★★)
pCloudには、買い切り型の安心感がある

近年では世界情勢の変化やAI関連産業による需要の問題などによって、ストレージ価格が高騰を続けていることもあり、相対的にますますお買い得になっていると思います。
何よりもGoogle Oneや、iCloud+のような月額課金方式のサービスは、利用している限り払い続けなければならず、2年から3年程度でpCloudの方が安くなります。月額課金方式のクラウドストレージを3年以上使い続ける予定ならば、pCloudの方がお勧めです。
特に、定期的に開催されるセールでは半額になることもあり、セール時ならば間違い無くお勧めできます。
| 期間 | pCloud (2TB 買い切り) | iCloud+ (2TB) | Google One (2TB) |
|---|---|---|---|
| 1年目 | 約45,000円 | 約18,000円 | 約17,000円 |
| 3年目 | 約45,000円(ここからお得に!) | 約54,000円 | 約51,000円 |
| 5年目 | 約45,000円 | 約90,000円 | 約85,000円 |
※1米ドル150円換算。※※価格は2026年4月時点の価格を参考にしています。
操作性: ★★★★
最初は戸惑うかもしれないけど、受け入れがたい程ではない

これは何もpCloudに限った話ではないのですが、新しいアプリやサービスをはじめて利用する時、最初は表示される用語の意味や、どこで何ができるのかわからず戸惑うことも多いでしょう。
ファイルをアップロードしたりダウンロードしたりする程度の基本的な操作については、特に迷うことも無く直感的に操作できると思います。
しかし、「そのファイルに共有設定をしたい」とか、「特定のファイルのみ自動的にバックアップするように設定したい」とか、「複数のパソコンのデスクトップを同期したい」など、少し込み入った設定をしようとすると、最初は操作に迷ってしまうかもしれません。
冒頭にも書きましたが、これは何もpCloudに限った話ではなく、特別pCloudの悪いところだとは思いません。1週間もせずに慣れるでしょう。
バックアップとしての運用: ★★★★
初期設定さえ完了させてしまえば、非常に手軽にバックアップがとれる。だけど、注意点もある

初期設定さえ乗り越えてしまえば、煩わしい追加の操作なく、あとはpCloudが自動でデータを同期したり、バックアップを行ったりしてくれます。
殆どの場合、バックアップ特有の多大な待ち時間に悩まされることも無く、全ての作業は裏側で処理されるため、気が付けば全て終わっていることでしょう。
詳細は後述しますが、非常に大きなファイルや、膨大な量のファイルをバックアップさせる場合、非常に長い時間がかかることがあります。詳細は、上級者向け注意点にて解説しています。
もっとも、普通の使い方(スマートフォンの写真同期や、WordやExcelの保存など)なら全く問題はありませんので、多くの人には関係ありませんから、初心者の方は安心してください。
メインストレージとしての運用: ★★★
不可能ではないが、大切なファイルはデバイス本体に残すことが無難な運用

pCloudをバックアップとしてではなく、メインのストレージのように扱い、パソコンやスマートフォンなどのデバイス側に一切のデータを残さずに、pCloudのみにデータを保存する運用方法は、筆者はお勧めしません。
「できる」、「できない」で言えば、そういった運用も可能ではあるのですが、pCloudに限らずクラウド系サービス全般の問題として、インターネット接続が不安定になった場合に、データへのアクセス手段が失われてしまう問題があります。
これはpCloudの通信が悪いと言っているのではありません。自宅のインターネット回線に問題が発生した場合などに、デバイス上にファイルが無いと、pCloudに保存したファイルにアクセスすることができず、何もできない状態になってしまいます。
大切なファイルはデバイスに残した上で、バックアップ先としてpCloudを利用する方法がお勧めです。
通信帯域制限: ★★★★★
通信制限なし
筆者が過去に問い合わせた限りでは、アップロードやダウンロード時に帯域制限は行っていないと回答がありました。
実際に利用した感覚としては、非常に大きなファイルのアップロードとダウンロードを連日繰り返しても、通信速度が極端に遅くなるような事はありませんでした。(※筆者の推定される月間帯域使用量は200GB程度)
pCloudによる制限は無いと思われますが、契約プロバイダや、日本とEUリージョンの中間経路上の問題によると思われる、通信速度が1Mbpsを下回る現象がこれまでに数度ありましたが、殆どの場合問題無く利用できます。
1年間利用している間に、長時間利用出来ない状態になってしまうような、深刻な障害もありませんでした。
サポート: ★★★
必要なサポートは十分に得られる
現在(2026年04月時点)は、日本語での問い合わせにも対応していますが、筆者が実際にサポートとメールのやり取りをした時は英語で対応を行っていました。このサポートについての評価は、その時の様子を元にしています。
日本の最上級の顧客対応レベルを基準に比較すると、劣るように感じてしまう部分はありますが、一般的な外国企業のサポートの中では非常に良く対応していると思います。
後述の筆者のトラブルにも寄り添って、「仕様上不可能」という回答で終わらせずに、代替案なども提案してくれた良いサポートだと思います。
突然連絡が止まって数週間放置されるような事もありましたが、多くの場合きちんと対応してくれました。(長期間回答が出来なかったことについての謝罪もありました。)
最近(2026年4月頃から)は、ヘルプページもリニューアルを進めているようで、以前に比べると情報も見やすくなっていると思います。
ブラウザ拡張機能が正常に動作せずログインできない問題は2年近く放置されていましたが、2FAを無効にするという解決方法を最近になってやっと開示したので、問題を完全に放置しているという事は無さそうです。
ブラウザ拡張機能を使うためだけに、アカウントの2FAを無効にすることを、私は良い考えだとは思いませんが、これはブラウザ拡張機能の開発者の問題であり、サポートを責めるのは酷でしょう。サポートとしては、良くやっていると思います。
上級者向け注意点
ここからは、特殊な使い方を検討しているであろう上級者向けの視点での評価となります。
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 非常に大きなファイルや、膨大な量のファイルの扱い | ★★☆☆☆ |
| linuxコマンドによるファイル操作 | ★★☆☆☆ |
| キャッシュの保存先としての利用方法 | ★☆☆☆☆ |
超巨大なファイルや、膨大な量のファイルの取り扱い: ★★
条件付きで可能
50GBを超えるような大きな動画ファイルや、十万件を超えるファイル群など、あまり一般的ではないような物のアップロードを試みた場合、恐らくアップロードがエラーになり失敗したり、アップロードに異常に時間がかかるなどのトラブルに遭遇するかもしれません。どちらも実際に筆者がアップロードを試みて、遭遇したトラブルの例です。
この他にはDockerのような、コンテナ仮想化を用いた開発環境を含むフォルダを丸ごとバックアップ対象に指定した場合などに、問題が発生することがありました。
pCloudのサポートに、何をしようとしているのか、どんなエラーが出るのかを説明して、助けを求めたところ、最終的には無事にアップロードする事ができました。
これは環境依存の問題も含み、ケースバイケースであるため問題の詳細は割愛しますが、可能な限り小分けにしたり、Webブラウザ経由でアップロードしたりすれば、多くの場合問題は解決できるでしょう。
rsyncやcpなどのlinuxコマンドによるファイル操作: ★★
コマンド操作非推奨
pCloudはOSのターミナルからcpやmvなどのコマンドを使ってファイルを操作することが、一応はできます。
一般的なファイルを一つ一つ操作する程度であれば、大きな問題無く利用できるでしょう。
しかし、rsyncコマンドなどを使って、一度に大量のファイルをコピーしようとした場合などに、予期せぬエラーが発生することがありました。
特にpCloudの暗号化オプション(Encryption)を有効にしている場合、致命的な問題を引き起こす事があります。
これも筆者が経験した事ですが、pCloudの暗号化された領域にコマンドを使って直接ファイルをアップロードしようとしたところ、データベースが破損してアップロード済のファイルすら閲覧できない状態になってしまいました。(※もしかしたら、この問題は既に修正されているのかもしれません。)
この問題も、pCloudのサポートに状況を説明して助けを求めたところ、元通りに復旧させる事ができました。
pCloudに、rsyncなどのコマンドを使ってデータをアップロードしようと考えているならば、私はお勧めしません。
キャッシュや動画・録音の保存先にpCloudを指定して利用する: ★
キャッシュの保存先としての利用は非推奨
ソフトウェアによってはキャッシュ(一時ファイル)の保存先をユーザーが自由に選択できる事があります。
画像編集ツールや動画編集ツールなどは、キャシュだけでも非常に大きなファイルサイズになってしまう事があります。
OBSのような画面の録画や、DAW(作曲ツール)での録音なども、非常に大きなファイルサイズになる事があります。
それならば、「保存先を全部pCloudにしたら良さそうだ」と筆者は考え設定したところ、ソフトウェアの動作が不安定になり、OS本体を巻き込んでクラッシュしてしまいました。
これはpCloudが悪いのでは無く、クラウドストレージにキャッシュ等を保存するように設定したことに問題がありました。
ローカルにキャッシュや動画を保存せずに、クラウド上に直接保存すれば便利そうに思えるかもしれませんが、私はお勧めしません。
総評: まとめ
pCloudはクラウドストレージの中でも買い切り型を採用しているため、長期的な利用の場合お得に利用出来ます。
手軽にバックアップができ、一般的な利用方法であれば殆どの人が問題無く利用出来るでしょう。
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