新型コロナウイルスによる緊急事態宣言を受け、急遽テレワークを導入した企業が増えています。
自宅でのテレワークを余儀なくされた人も多いでしょう。
しかし急に自宅で仕事をしたくても、インターネット環境がなければ仕事を始められません。
最近ではスマホでインターネットを使えるため、自宅にインターネット回線を引いていない人も多いでしょう。
自宅のインターネット環境に悩まれている人は、モバイルWi-Fiがおすすめです。
僕もモバイルルーターを使ってテレワークをしています。
Zoomでのセミナー時などにも使えているので、普段の仕事には十分なスペックです!
この記事でおすすめのモバイルWi-fiをご紹介しますね!
モバイルWi-Fiルーター = ポケットWi-fiと思っている方も多いようですが、モバイルWi-Fiルーターはワイモバイルが提供する商品の名前です。
つまりWiMAXはモバイルWi-Fiルーターではありません。
この記事では、持ち運べるWi-fiのことをモバイルWi-Fiルーターいう名称で話します。
モバイルWi-Fiルーターであれば、工事不要で数日以内にインターネット環境を用意できます。
この記事では
「モバイルWi-Fiルーターの選び方」
「テレワーク向けモバイルWi-Fiルーターの紹介」
を説明します。
テレワーク向けモバイルWi-Fiルーターを選ぶ3つのポイント
テレワークで利用するモバイルWi-Fiルーターを選ぶ際は、必ず3つのポイントを押さえましょう。
なぜなら、スペックの足りないモバイルWi-Fiルーターを選ぶと仕事に支障が出るからです。
具体的には下記3つのポイントです。
- 十分な通信容量がある
- 一定の基準を満たす通信速度
- 高いセキュリティ
上記3つのポイントを抑えているモバイルWi-Fiルーターを選びましょう。
「インターネットさえできるのなら、モバイルWi-Fiルーターは何でも良いのでは?」と思われるかもしれません。
しかしモバイルWi-Fiルーターのスペックを確認するのは最重要です。
理由は、仕事に支障が出ることであなたのストレスが増えてしまうからです。
インターネットを使うときに通信が遅かったりすると、調べ物ひとつでもストレスを感じてしまいます。
仕事で使うインターネット環境であれば、なおさらストレスを強く感じるでしょう。
最初にモバイルWi-Fiルーター選びのポイントを押さえれば、これから始まるテレワークを快適にしてくれます。
ではモバイルWi-Fiルーターを選ぶ3つのポイントを、ひとつずつ説明します。
十分な通信容量がある
モバイルWi-Fiルーターを選ぶ際は、通信量の上限が高いもの、もしくは無制限のものを選びましょう。
なぜなら、テレワークでは通信量の多い作業を行うことが多いからです。
通常オフィスで働いていれば固定回線を使っていることが多いので、通信量を気にする必要はありません。
しかしモバイルWi-Fiルーターを使いテレワークで仕事をする場合は、オフィスで使っていた以上の通信量を使う可能性が高くなります。
具体的には
- web会議
- ファイルのダウンロード
- 遠隔でサーバーへアクセス
など、上記のような通信回線に負担をかけることが必然的に増えてきます。
もし通信量の上限が低いモバイルWi-Fiルーターを選んでしまうと、すぐ利用可能上限に達してしまい、仕事どころか日常使いにも支障の出るレベルまで通信速度が低下してしまいます。
そのためモバイルWi-Fiルーターは、通信量の上限が高いもの、もしくは無制限のものを選びましょう。
テレワークに必要な通信量の目安
テレワークでは、通信量の多い仕事をしなければ、一般的に一日1〜2GBの通信量で足りるでしょう。
しかしWeb会議やダウンロードするファイルの大きさにとっては、通信量はもっと必要になります。
なぜなら、通信制限がかかってしまい仕事に支障が出るからです。
中でもWeb会議は通信量が多いため、注意が必要です。
Web会議ツールを使用して、通信量が1GBに達する具体的な目安は下記の通りです。
Zoom | 約3時間 |
Skype | 約30分 |
テレワーク導入において、Web会議ツールを導入する企業も増えています。
しかしWeb会議ツールは通信量が多いため、モバイルWi-Fiルーターを使う際には通信量に注目する必要があります。
自身の仕事内容にあったモバイルWi-Fiルーターを選べるよう、必要な通信量を把握しておきましょう。
一定の基準を満たす通信速度
モバイルWi-Fiルーターを選ぶ際には、通信速度にも注目しましょう。
理由は、ある程度の通信速度を確保できなければ円滑に仕事を行えないからです。
例えば、通信速度が遅いことで
- Web会議中に通信ができなくなる
- ファイルのダウンロードに時間がかかる
など、仕事を進める上で支障が出る可能性があります。
ファイルのダウンロードはあなたが待てばいいだけの話ですが、Web会議は相手を待たせてしまうため、あなた以外に迷惑がかかってしまうかもしれません。
主なWeb会議ツールで推奨されている通信速は下記の通りです。
Zoom | ダウンロード(下り)速度 | アップロード(上り)速度 |
ビデオ(高品質) | 600kbps | 600kbps |
ビデオ(HD) | 1.2Mbps | 1.2Mbps |
グループ ビデオ(高品質) | 1.2Mbps | 600kbps |
ギャラリービュー | 1.5Mbps | 1.5Mbps |
画面共有(サムネイルなし) | 50〜75kbps | 50〜75kbps |
画面共有(サムネイル有り) | 50〜150kbps | 50〜150kbps |
オーディオVoIP(通話) | 60〜80kbps | 60〜80kbps |
Skype | ダウンロード(下り)速度 | アップロード(上り)速度 |
通話 | 100kbps | 100kbps |
ビデオ通話/画面共有 | 300kbps | 300kbps |
ビデオ通話(高品質) | 500kbps | 500kbps |
ビデオ通話(HD) | 1.5Mbps | 1.5Mbps |
グループ ビデオ通話(3 人) | 2Mbps | 512kbps |
グループ ビデオ通話(5 人) | 4Mbps | 512kbps |
グループ ビデオ通話(7人) | 8Mbps | 512kbps |
円滑に仕事ができるよう、モバイルWi-Fiルーターの通信速度に注意して選びましょう。
高いセキュリティ
モバイルWi-Fiルーターは、セキュリティレベルの高いものを選びましょう。
なぜなら、通信内容を傍受されてしまう危険性があるからです。
モバイルWi-Fiルーターには「暗号化」というセキュリティ対策がされています。
しかし「暗号化」にもさまざまな規格があり、古い規格から新しい規格まであるため、セキュリティレベルに差異があります。
具体的には下記のような暗号化規格があります。
暗号化方式 | セキュリティレベル |
WEP | 低い |
TKIP(WPA) | 中 |
AES(WPA2) | 高い |
モバイルWi-Fiルーターの暗号化規格には種類があり、セキュリティレベルの低いものを知らずに選んでしまうかもしれません。
今現在は「AES(WPA2)」以上の製品が多いため、そこまで気にする必要はありませんが、仕事で使う以上はセキュリティに意識を向けるべきです。
すべてを覚える必要がありませんが、モバイルWi-Fiルーターはセキュリティレベルの高いものを選びましょう。
テレワーク向けモバイルWi-Fiルーターを紹介
ここまで「テレワーク向けモバイルWi-Fiルーターを選ぶポイント」を説明してきました。
では具体的にどのようなモバイルWi-Fiルーターを選べば良いのか?
テレワーク向けにおすすめできるモバイルWi-Fiルーターを4つ紹介します。
とくとくBB WiMAX
実質月額 | 3,540円 (※月間容量制限なし) |
通信速度 | 下り最大1.2Gbps 上り最大75Mbps(※端末により異なる) |
同時接続台数 | 最大16台(※端末により異なる) |
通信制限 | 3日間で通信量合計が10GB以上となった場合、翌日にかけて通信速度を制限 |
どこよりもWiFi
月額料金 | 3,058円(※月間100GBのプラン) |
通信速度 | 下り最大150Mbps 上り最大50Mbps(※端末により異なる) |
同時接続台数 | 最大16台(※端末により異なる) |
通信制限 | 大量の通信を行う利用者に対して通信制限を行う場合がある(※無制限プランの場合) |
Broad WiMAX(ブロード ワイマックス)
実質月額 | 4,790円 (※月間容量制限なし) |
通信速度 | 下り最大1.2Gbps 上り最大75Mbps(※端末により異なる) |
同時接続台数 | 最大16台(※端末により異なる) |
通信制限 | 3日間で通信量合計が10GB以上となった場合、翌日18時〜翌2時頃まで1Mbpsに制限 |
縛りなしWiFi
月額料金 | 3,900円(※契約期間縛りなし、月間90GBの場合) |
通信速度 | 下り最大1.2Gbps 上り最大75Mbps(※端末により異なる) |
同時接続台数 | 最大16台(※端末により異なる) |
通信制限 | 日間で通信量合計が10GB以上となった場合、翌日18時〜翌2時頃まで速度制限(※プランにより異なる) |
下記のサイトに、「モバイルルーターの選び方」がより詳しくまとめられている記事があったので、ご紹介させていただきます。
参考記事:【2022年】無制限で使えるモバイルルーターおすすめランキングTOP5!
モバイルWi-FiルーターだけではなくVPNサービスを使ってセキュリティ向上
テレワーク中にモバイルWi-Fiルーターが使えなくなってしまっても、フリーWi-Fiは使わないようにしましょう。
なぜなら、情報漏洩が起きてしまうかもしれないからです。
モバイルWi-Fiルーターが使えなくなってしまう理由として
- 壊れてしまった
- 充電が切れてしまった
上記のようなトラブルが起こりえます。
もしモバイルWi-Fiルーターが使えなくなったために、フリーWi-Fiを使う可能性が少しでもあるのなら、セキュリティを強化する必要があります。
その際にはVPNを利用するのが最適です。
フリーWi-Fiを使う可能性が少しでもあるのなら、VPNでセキュリティを強化しましょう。
VPNサービスを入れることで、通信自体を暗号化させ、非常に高い安全性を確保することができます。
テレワーク時代の今、VPNを知らないことは常識知らずレベルことなので、「VPNってなんだ?」という方は、まず下記の記事に目を通しましょう。
具体的には、VPNを使って通信を暗号化しましょう。
今、日本国内で最も信頼性が高く、コスパ的にもすぐれて人気なのが、「MillenVPN」です。
料金も月額396円の低料金(2年契約の場合)で利用できるので、導入もしやすくなっており、テレワークを行う会社員・フリーランスには必須のセキュリティ対策です。
通信のセキュリティを特に何もしていないという方は、とりあえず入れとけ!というくらいすぐれているVPNなので、是非下記の記事をチェックしてみてください。
下の記事では、当サイトが厳選した最強VPNサービス3社を、徹底的に比較しています。
その中でも、MillenVPNを特に推奨する理由についても詳しくわかりますので、こちらもぜひ読んでみてくださいね。
まとめ
以上が「モバイルWi-Fiルーターの選び方」「テレワーク向けモバイルWi-Fiルーターの紹介」です。
モバイルWi-Fiルーターといっても、今や種類が豊富すぎて迷ってしまう方もいるでしょう。
モバイルWi-Fiルーターを選ぶ際は
- 十分な通信容量がある
- 一定の基準を満たす通信速度
- 高いセキュリティ
上記3つを基準にして選びましょう。
なぜなら、仕事に支障が出てしまうからです。
具体的には
- 業務に合わせて、通信量は適切なものが良い
- 通信速度は、業務効率向上のためにも少しでも速いものが良い
- モバイルWi-Fiルーターのセキュリティは高いものの方が良い
など、テレワークの仕事内容と照らし合わせて、ポイントを押さえたモバイルWi-Fiルーターで快適なインターネット環境を用意しましょう。