無料Wi-Fiスポットが増えてきたのはありがたいことです。これから利用できる場所がもっと増えていくことでしょう。
しかし逆に、中途半端な接続を繰り返して通信速度がかなり遅くなることも増えてきた気がします。
また、カフェなどに入ったときに「Wi-Fi使えます」という表示があるのに使えなかったなんて経験はないでしょうか?
実は、無料Wi-Fiには種類があり、携帯電話のキャリアなどによって利用できない場合もあります。
この記事ではより便利に快適に無料Wi-Fiを利用できるよう、無料Wi-Fiの種類について解説していきます。
また、無料Wi-Fiを使う上で、絶対に知っておかないといけないセキュリティ面についてもわかりやすくご説明していきます。
最近は無料Wi-FiからSNSの乗取り、個人情報を盗まれる、架空請求被害などがあるので、必ず頭に入れておいてください。
6種類の無料Wi-Fi!あなたが利用できるのはどのタイプ?
無料Wi-Fiにはたくさんの種類があります。その中で、主に日本国内で利用できる下記10種類の無料Wi-Fiについて紹介します。
- 3大携帯キャリアの無料Wi-Fiスポット
- FREESPOT
- FON
- コンビニのWi-Fiスポット
- ファーストフード店の無料Wi-Fi
- カフェのWi-Fiスポット
では、それぞれについて詳しく見ていきましょう。
3大携帯キャリアの無料Wi-Fiスポット
国内の3大携帯キャリアのWi-Fi表示を見る機会が非常に増えてきました。説明するまでもないかもしれませんが、3大携帯キャリアとは以下の3社を表します。
- docomo
- au
- ソフトバンク
しかし、何の為にこのような携帯キャリアの無料Wi-Fiがあるのでしょうか?
実は、これらの無料Wi-Fiは各携帯電話の回線が混み合わないようにという理由から様々な場所に設置されています。
各キャリアが店舗と提携しているので、どこでも利用できるという印象ですが、契約状況によって利用できないので注意が必要です。
また、3大携帯キャリア以外にも以下のような無料Wi-Fiスポットの種類もありますので、契約されている場合は利用してください。
- UQ Wi-Fi
- Wi2 300
- OCN モバイル ONE Wi-Fiスポット
- フレッツ・スポット
- ワイヤレスゲートWi-Fi
では、3大キャリアの無料Wi-Fiについてもう少し詳しく見ていきましょう。
ドコモユーザーならdocomo Wi-Fiが無料で利用可能!
上記のステッカーが貼ってあるカフェやコンビニではドコモユーザー向けの無料Wi-Fiが利用できます。Wi-Fiスポットは150,000以上。
ドコモのスマホを使用している場合は、SIM認証によって自動的に接続が可能。SSIDは「0001docomo」なので、一応確認してから接続されることをおすすめします。
良く見たらSSIDが少し違うという場合は非常に怪しいので気を付けてください。
また、Wi-Fi専用機器や機種変更前に使用していたSIMカードのない端末の場合も月額300円で利用が可能。ただし、ドコモのdアカウントが必要となるので、ドコモユーザー以外には敷居が高いでしょう。
詳しくくはNTT docomoのWi-Fiページをご覧ください。
auのWi-FiスポットはUQでも利用可能!
docomo Wi-Fiと同じく、上の画像のようなステッカーのある場所ではauの無料Wi-Fiが利用可能です。Wi-Fiスポットは200,000以上。auの無料Wi-Fiはauの契約端末以外でも、KDDIグループのサービスを利用している場合も無料でWi-Fiが利用できます。
KDDIでauの無料Wi-Fiが利用できるのはこちら。
- UQ Wi-Fi
- wi2 300
ただし、「Wi2 300 for auマルチ デバイスサービス」については月額300円の利用料金が必要な場合もあるので注意してください。
au無料Wi-Fiが利用できるスポットについてはauの公式サイトで確認してください。
ソフトバンクWi-Fiスポットは非常に多い!
上の画像のようなステッカーのあるカフェやレストランなどではソフトバンクの無料Wi-Fiが利用可能です。
やはり3台携帯キャリアの中でも設置場所が最も多いのがソフトバンクの無料Wi-Fiでした。約450,000箇所もあるそうです。ドコモの約3倍、auの2倍以上なのでスポット数が多いという印象は間違いではありませんでした。
無料で利用できるのは、ソフトバンクとワイモバイルに契約している場合です。それ以外の場合でも契約をすれば利用は可能となるのですが、非常に高額なのでおすすめできません。
ソフトバンクWi-FiのSSIDは「0001softbank」と「0002softbank」の2種類がありますが、「0001softbank」は暗号化されていないので利用時には注意してください。
詳しくはソフトバンクの公式サイトをご確認ください。
FREESPOTは全国14,000以上の無料Wi-Fiスポットを提供
FREESPOTも無料で利用できるWi-Fiスポットです。利用できるスポット数は14,000以上。
利用するにはメールアドレスの登録またはSNSによるログイン認証が必要となるので、3大携帯キャリアなどの無料Wi-Fiと比較すると若干手間が掛かります。
無料Wi-Fiを利用するのにわざわざ登録するということに抵抗があるかもしれませんが、それ程大きな手間が掛かるというわけではないので、是非利用してください。お店側の厚意に甘えましょう。
海外で利用するならFONの無料Wi-Fiスポット!
FONの無料Wi-Fiスポットは日本国内120万ヶ所以上で利用が可能です。
また、日本国内だけでなく、世界150か国で利用できる無料Wi-Fiスポットです。特にヨーロッパには多く、全世界では2300万スポットで利用可能。
FONは他の無料Wi-Fiとは少し種類が違って、ユーザー同士でWi-Fiを共有するという仕組みになっています。
つまり、あなたが自宅のWi-Fiを無料で利用できるWi-Fiスポットとして開放することによって、他のFON利用者のところであなたもWi-Fiが利用できるというシステム。
スポットが多い理由にも納得です。
FONを利用するには、次の手順が必要となります。
- FON専用のWi-Fiルーターを購入
- FONに登録する
FON専用のWi-Fiルーターは5,000円前後で購入できますが、商品レビューを読むとiPhone契約時におまけとしてついてきたという人も多いようです。
FONは無料で利用できるWi-Fiスポットですが、登録しなければ利用できません。ですから、安全性という点でも心配する必要はないでしょう。
コンビニのWi-Fiスポット
大手コンビニチェーンでは、Wi-Fi接続も便利な時代になりました。外出時のちょっとした空き時間にYouTubeを見る時にもとっても便利です。
コンビニで利用できる無料Wi-Fiは次の3種類。
- セブンイレブン:セブンスポット
- ファミリーマート:Famima Wi-Fi
- ローソン:LAWSON_Free_Wi-Fi
その他のコンビニでも無料Wi-Fiが利用できるところもありますが、コンビニ独自の無料Wi-Fiではなく3大携帯キャリアの無料Wi-Fiを設置している場合が多くなっています。
ここでもやはり多いのがソフトバンク。次いでauというところです。ドコモユーザーは無料Wi-Fiを利用できない可能性があるので、無料Wi-Fiと言う点でもコンビニを選ぶ必要があるのかもしれません。
ファーストフード店の無料Wi-Fi
最近ではファーストフード店でも無料Wi-Fiが利用できるようになってきました。
特に有名なのが次の3つです。
- マクドナルド:マクドナルド FREE Wi-Fi
- モスバーガー:MOS BURGER Free Wi-Fi
- ロッテリア:LOTTERIA_Free_Wi-Fi
その他、3大携帯キャリアの無料Wi-Fiが利用できるファーストフード店も非常に多いので、逆にファーストフード店で無料Wi-Fiが利用できない店舗の方が少ないかもしれません。
特にマクドナルドでは動画サービスのNetflixの利用も可能となっているのでおすすめです。
しかし、残念ながら1回の利用が60分間と決められているので長時間の動画を見ることはできません。
カフェの無料Wi-Fiスポット
カフェや飲食店で利用できる無料Wi-Fiスポットも増えてきました。特におすすめはスターバックスです。
スターバックスでコーヒーを飲んでいると、ノートパソコンを広げて作業をしている人が非常に多い印象です。
実は、スターバックスはコンセントが使い易いというメリットがあるので非常に人気。
ただし、残念ながらスターバックスの中には無料Wi-Fiの設置されていない店舗もあるので注意してください。ちなみに、私の住んでいる地域のスターバックスでは無料Wi-Fiがありませんでした。
スターバックス以外でも、無料Wi-Fiが使える店舗が増えてきました。以下はほんの一例です。
- ドトール
- タリーズコーヒー
- 上島珈琲店
- プロント
- 銀座ルノアール
- コメダ珈琲店
- サンマルクカフェ
- カフェ・ド・クリエ
- ベローチェ
- エクセルシオール
ですから、無料Wi-Fiを手軽に使いたい場合にはコンビニ、ちょっとした作業をしたいならカフェを利用するというのがおすすめです。
まとめ
本記事では無料Wi-Fiの種類について紹介しました。紹介したのは次の6種類です。
- 3大携帯キャリアの無料Wi-Fiスポット
- FREESPOT
- FON
- コンビニのWi-Fiスポット
- ファーストフード店の無料Wi-Fi
- カフェのWi-Fiスポット
その他にも、公共交通機関の無料Wi-Fiや地域ごとの無料Wi-Fiスポットなどもあります。無料Wi-Fiは通信料金なども気にせずに利用できるのでとても便利。
しかし、気になるのはセキュリティ面です。
Wi-Fiの電波は誰もが読み取れるので、データを解析することができれば色々な悪用方法が考えられます。
ですから、無料Wi-Fiを利用する場合には、できる限り安全対策を行うべき。
実際に
- SNSの乗っ取り
- 個人情報を盗まれる
- クレジットカードなどお金に関する情報
といったトラブルが起こり得る可能性があります。
また、仕事関係のデータが抜かれた場合は訴訟問題になる可能性もあります。
無料Wi-Fiの危険と、安全に利用する方法はこちらの記事で解説しています。
無料Wi-Fiを使うことがある方は、必ずこちらの記事を読んでおいてください。
無料Wi-Fiを使う時に最も簡単かつ有効な手段がVPN(Virtual Private Network)です。
VPNは「仮想専用回線」のことで、外からは通信内容が見えない仕組みになっています。また、仮に通信内容を読まれたとしても暗号化によってデータが解析できません。
無料Wi-Fiの種類が増えてきて、どれが安全なWi-Fi接続なのかと考えることも必要です。
しかし、そんな時にVPNを利用していれば余計なストレスも無くなり、快適な通信を楽しむことができます。
無料Wi-Fiは種類に依らず危険をはらんでいるということだけ覚えておいてください。
VPNについてはこちらの記事で詳しく解説していますので、こちらも一読しておいてください。
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