こんにちは!当コラム担当の高原です!専業アフィリエイター歴8年で、WEBメディア運営会社を経営しています。
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ブログやホームページに必要な「サーバー」ですが、その管理をしているのは、ほとんどがサーバー管理のシステムを行っている企業などです。
ここではサーバー管理に関する基礎知識や種類、サーバー管理を行うメリット・デメリットをご紹介します。
- サーバー管理の業務にかかわりそう
- サーバー管理の仕事に興味がある
などなど、サーバー管理について学び始める方でも、その概要が理解できるので、ぜひご参照ください!
「そもそもサーバーとはなんだ?」という方は、下記の記事も参考にしてみてください。
サーバーの仕組み・役割・種類について、分かりやすく解説しています。

サーバー管理の2つの業務
サーバー管理に関する基礎知識として、サーバー管理の仕組みや使い方を覚えておきましょう。
まずはサーバー管理とは何かに関する説明です。
サーバー管理とは
サーバー管理とは「サーバーエンジニアが任される業務の1つ」の事を言います。
サーバーエンジニアは主に「サーバー構築」と「サーバー管理(運用・保守)」の2つの仕事を任されます。
【サーバーエンジニアの仕事】
主な業務 | 業務内容 |
---|---|
サーバー構築 | サーバー構成の設計、ラッキング・配線、OS・サーバーアプリケーションのインストール・設定 |
サーバー管理(運用・保守) | クライアント管理、サービスの管理、ネットワーク管理、啓蒙活動、ヘルプデスク |
このサーバー構築は主にサーバー側で準備しておくもので、サーバー管理はクライアント向けに行うものです。
そして、この2種類の業務をやって初めて、サーバー管理というものが上手く行えるようになります。
サーバー管理はサーバーエンジニアが
サーバー構築とサーバー管理(運用・保守)2つの業務を行う
サーバー構築って何をするの?
サーバー構築をするに当たって、サーバーにも大きく
- 「オンプレスミスサーバー」
- 「クラウドサーバー」
の2種類が存在します。
【オンプレミスサーバーとクラウドサーバーの違い】
サーバー名 | サーバー構築の場所 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
オンプレミスサーバー | 自社(オフライン) | カスタマイズ性に優れている | コスト・準備が掛かる |
クラウドサーバー | 社外(オンライン) | すぐに始められる | セキュリティ面でオンプレミスサーバーに少し劣る |
両者の違いを解説しましょう。
オンプレミスサーバーとは
オンプレミスサーバーとは「会社・個人で全てのシステムを構築するサーバー」の事を指します。
独自にサーバー構築を行う従来のやり方になりますが「カスタマイズ性」に優れており、独自の管理システムを導入する事が可能になります。
大規模なサーバー構築を行う大企業やサーバー環境にこだわる個人の方が採用するやり方です。
クラウドサーバーとは
逆にクラウドサーバーは「社外でシステムを構築するサーバー」となります。
サーバーとそのシステムを構築している会社にアクセスし、サービスを受け取りながら社内業務に取り掛かります。
- サーバー構築のコストを抑えたい中小企業
- すぐにサービスを利用したい個人の方
が採用するやり方となります。
複数のユーザーが使用する「ホスティングサーバー(レンタルサーバー)」も最近はこのクラウドサーバーを採用する企業が増えてきています。
サーバー構成の設計
サーバー構築において、最初に必要なのが「構成の設計」です。
構成の設計には
- フロントエンドエンジニア
- サーバーサイドエンジニア
- インフラエンジニア
という3業種のサーバーエンジニアがそれぞれの業務を行い、サーバー構成を行います。
【各エンジニアの役割】
エンジニア | 役割 | 主な業務 | 使用する主な言語 |
フロントエンドエンジニア | 見える部分を作る | フレームワーク構築、DOM操作、CSSプリプロセッサ、テンプレート作成 | HTML、CSS、JavaScript |
サーバーサイドエンジニア | 動的な処理記述 | ハードウェアのアップグレード、ソフトウェア設定変更、不正アクセスの処理 | コンパイラ型言語(JAVA、C言語、C++)、インタプリタ型言語(Perl、PHP、Ruby、Python) |
インフラエンジニア | サーバー環境を整える | 設計書の作成、ソフトウェア・周辺機器の設定、インフラ保守・監視 | ミドルウェア(Apache、Tomcat、MySQL、Vernishなど) |
では、それぞれについて詳しくご紹介してきましょう。
フロントエンジニア
「見える部分」を構成するエンジニアです。
主な業務はhtmlを使ったフレームワーク構築、htmlやXmlなどの各要素にアクセスするシステムの「DOM(Document Object Model)操作」、CSSプリプロセッサ(一般処理)などがあります。
サーバーサイドエンジニア
「動的な処理記述」を構成するエンジニアです。
サーバー環境におけるハードウェアのアップグレードやソフトウェアの設定変更、不正アクセスの処理などが主な業務です。
インフラエンジニア
「サーバー環境を整える」エンジニアです。
サーバー構築のための設計書の作成からソフトウェア・周辺機器の設定、構築したインフラの保守・監視を行っています。
配線・ラッキング
サーバー構成の設計を行ったら、サーバー環境を整えるために「配線・ラッキング」を行います。
配線はそのままで各種サーバーに必要な配線を繋げる業務で、サーバーを自社で運用する「オンプレスミスサーバー」の環境では必要になります。
そして、さらにその配線を「ラッキング」する事も必要になります。
ラッキングとは保温・保冷のために断熱材やアルミ・ステンレス、塗装材などを使って配線を多く事を言います。
これにより快適なサーバー環境が守られるようになります。
OS・サーバーアプリケーションのインストール・設定
サーバー構成の設計、配線・ラッキングを行ったら、
- LinuxやWindowsなどのOS(オペレーティングシステム)
- サーバーアプリケーション(FTPソフト)のインストール・設定
を行います。
これにより実際に設計したサーバーが動くかどうかのテストを行う事が出来ます。
もしなにか不具合があった場合は、再度サーバー設計を行う事が必要です。
以上が「サーバー構築」のために必要な業務です。
サーバー構築に必要な業務は
- サーバー構成の設計
- 配線・ラッキング
- OS・サーバーアプリケーションのインストール・設定
の3つ
サーバー管理(運用・保守)って何をするの?
サーバー構築が完了した後は、「サーバー管理(運用・保守)」の業務に移行します。
【運用・保守を行うサーバーの種類】
管理する主なサーバー | 役割 |
---|---|
Webサーバー | Webサイトをクライアントに表示する |
メールサーバー | メールの送受信 |
DNSサーバー | IPアドレスとドメインを結びつける |
FTPサーバー | Webサーバーにファイルを送受信 |
SSHサーバー | クライアント情報を暗号化 |
データベース(DB)サーバー | 大量のデータ情報の保管 |
クライアント側でよく使われるのが「Webサーバー」「メールサーバー」「ファイルサーバー」の3つです。
さらに「FTPサーバー」「SSHサーバー」「データベース(DB)サーバー」などのサーバーも存在します。
このサーバー管理を、前項でお話しした
- フロントエンドエンジニア
- サーバーサイドエンジニア
- インフラエンジニア
の3業種が必要に応じて担当します。
1.クライアント管理
クライアントPCの運用状況を管理する事を「クライアント管理」と言います。
業務内容は
- OS・アプリケーションのバージョンチェック
- セキュリティソフトのバージョン管理
などがあります。
近年はスマートフォンなどの普及により情報が多岐に渡るため、「クライアントPC管理ツール」と言われるツールを使った
- 管理PCへのソフトウェア配布・一斉インストール
- 購入から廃棄までの一括管理
などが採用されています。
2.サービス・サポート管理
クライアントのニーズに合致するコンテンツを提供するために「サービス管理」も必要な業務です。
ユーザーから受け取ったメールからニーズを読み取り、ソフトウェアの新たな機能、バージョンアップに役立たせます。
また、既存のクライアントに関するサポートも行う事で、サーバー運用を継続的に行えるようになります。
サービスの提供とクライアントへのサポートのバランスが必要となります。
3.ネットワーク・セキュリティ管理
ネットワーク上にある機器・サービスを管理する「ネットワーク管理」も重要となります。
ネットワーク管理にはIPアドレスやポート接続情報、回線状況などが含まれ、それらをリアルタイムで把握する事が求められます。
また、サーバーのウイルス対策や不正アクセスなどに対応する「セキュリティ管理」もサーバー運用では必要なことです。
これらを継続的にやって初めて、サーバー管理が完了します。
サーバー管理(運用・保守)の業務は
- クライアント管理
- サービス・サポート管理
- ネットワーク・セキュリティ管理
の3種類!
サーバー管理に向いている人とは…
サーバー管理は、忍耐と正確性が必要な業務ですので、誰でも出来る…という訳ではありません。
性格や姿勢といった面で、適正があるというのが現実です。
サーバー管理をする上で、向いている人はどのようなタイプの方なのでしょうか。
ここでは大きく4つの特徴をご紹介します。
1.正確さを強く求める人
サーバー管理を行うサーバーエンジニアに求められる事は「正確さ」になります。
サーバー構築にあたって、必要なプログラミング言語の習得やエラーによるデバック処理などは正確さを求める方でないとこなせません。
勉強をしてプログラミングをする上でミスが出てくるのは当たり前ですが、それを妥協する事なく「どんなミスも許さない」という気持ちが大切になります。
時には自分が犯したエラーでない場合も出てくる事もありますが、それは正確さで乗り切る事が可能です。
2.柔軟性がある人
どんなエンジニア・プログラマーでもそうですが、業務を進めていく上では「柔軟さ」が強く求められます。
サーバーエンジニアにおいてはサーバーのエラーや顧客との兼ね合いによるスケジュールの変更などが常に行われるからです。
PCに付きっきりで疲れやすく、その分ストレスを感じやすい仕事でもあるので、何かトラブルがあってもすぐに軌道修正するフットワークが必要です。
クライアントやユーザーの要望に答えるためにバランスを取る事が求められます。
3.職人気質の人
サーバー管理・サーバーエンジニアの仕事は基本1人で行います。
出社する際の挨拶から1日中ほとんど会話がなかったという事もあり、与えられた仕事を黙々とこなす職人気質の方が向いています。
サーバーエンジニアは個々の力が求められるので、頻繁なコミュニケーションよりもスキルや知識を使った個人プレーとなります。
そのためコミュニケーションが好きな方よりも1人で業務をこなすワンマンな方が継続しやすいです。
サーバー管理に向いている人は…
- 正確さを強く求める人
- 柔軟性がある人
- 職人気質の人
という性格を持っている人!
サーバー管理に向いていない人
サーバー管理は、あまりに向かないタイプの人がやると、過度なストレスを感じたり、ミスを連発して迷惑をかけることにつながることが多々あります。
仕事なので選べない部分もあるかもしれませんが、選択できる状況の人は、ご自身の適正と照らし合わせてみてください。
ここでは不向きな人の2つの特徴をご紹介します。
1.プログラミング言語に興味が持てない人
当たり前ではありますが、インターネットやパソコンに興味がない方には向いていません。
というのも、サーバー管理はインターネットやパソコンを構築する裏側となるプログラミングやサーバー管理を行うからです。
サーバーエンジニアは大きく
- フロントエンドエンジニア
- サーバーサイドエンジニア
- インフラエンジニア
がありますが、それぞれで必要なプログラミング言語が存在します。
これらプログラミングに1つでも興味が持てない方は不向きな方かもしれません。
2.メンタルが弱い人
サーバー管理を行うサーバーエンジニアには「強いメンタル」が求められます。
この理由として、設定1つでサーバー接続が出来なくなり、大きな損害を与えるリスクが存在するからです。
ですので、ミスにしっかり対応できる方、プレッシャーに耐えられる方が向いていると言えます。
- ミスが多くても問題ないと感じてしまう方
- 自分はプレッシャーに弱いと感じている方
には厳しい世界という認識が必要です。
サーバー管理に向いていない人
- プログラミング言語に興味が持てない人
- メンタルが弱い人
まとめ
ここまでサーバー管理の基礎知識からサーバーエンジニアについて、主な業務、向いている人・向いていない人をご紹介しました。
サーバーエンジニアは正確さ、柔軟性、職人気質な方が求められる職業です。
逆にプログラミングに興味がない、メンタルが弱いという方には不向きとなります。
しかし多くの需要があり、パソコン・インターネット好きの方にはもってこいの業務となります。
興味がある方は「サーバー管理」の勉強を始めてみてはいかがでしょうか。
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