こんにちは!当コラム担当の高原です!専業アフィリエイター歴8年で、WEBメディア運営会社を経営しています。
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個人だけでなく企業・団体などのWebページ作成に使われる「専用サーバー」ですが、どんな仕組み、違いがあるのでしょうか。
ここでは専用サーバーに関する
- 基礎知識
- 共用サーバーとの違い
- 専用サーバーを使うメリット・デメリット
をご紹介します。
専用サーバーの基礎知識
専用サーバーは、
- 共用サーバー
- マネージドサーバー
等とはどのような違いがあるのでしょうか。
まずは「専用サーバーとは何か」という点から紐解いて見ましょう。
専用サーバーとは
専用サーバーとは「サーバー1台を丸ごと専有できるサービス」を言います。
レンタルサーバーは大きく分けて、
- 専用サーバー
- 共用サーバー
に分類できます。
そして、専用サーバーはサーバーが本来持つパフォーマンス(スペック)を独り占めする事が可能です。
また、専用サーバーには「root権限」があり、サーバーにインストールされる全てのファイルにアクセスが可能となります。
これにより、
- 本格的なアプリケーション開発
- 大量アクセスに対応できる
高スペックサーバーを構築できます。
専用サーバーとは
サーバー1台を丸ごと専有できるサービス
専用サーバーを使う目的
専用サーバーを使うのは企業・団体のイメージがありますが、個人でも専用サーバーを使用する事ができます。
では、個人で専用サーバーを使う目的として、どのようなものが考えられるのでしょうか。
専用サーバーを使う主な目的 |
---|
1 SNSサイトや大規模Webサイト(キャンペーン・イベント)の運営 |
2 会社の社員管理(数百人規模)や顧客管理 |
3 独自アプリの開発(スマホ・PC) |
専用サーバーは共用サーバーとは異なり、サーバースペックを1台丸ごと使えます。
なので、
- SNSサイト
- 大規模なWebサイト
の運用が可能です。
申込画面を含めた企業のキャンペーンサイトや大規模イベントのWebサイトなどに最適です。
また、全てのファイルにアクセスが可能となる「root権限」を活かした社員管理、顧客管理に使うサーバーとしても適切です。
そして、共用サーバーでは絶対に不可能な「独自アプリの開発」にも専用サーバーが必要となります。
専用サーバーを使う主な目的は
- SNSサイトや大規模Webサイトの運営
- 会社の社員管理や顧客管理
- 独自アプリの開発
共用サーバーとの違い
ここで「専用サーバーと共用サーバー(レンタルサーバー)の違い」をご紹介します。
専用サーバーと共用サーバーにはそれぞれ、どのような特徴があるのでしょうか。
(スマホの方は横スクロールで表を閲覧できます。)
専用サーバーと共用サーバーの違い | ||
---|---|---|
特徴 | 専用サーバー | 共用サーバー |
価格 | 高い | 低い~普通 |
利用形態 | サーバーを1人独占 | サーバーを複数人でシェア |
サーバースペック | 高い | 普通 |
カスタマイズ | 可能(OS・アプリ・HDD等) | 可能(一部のOS・アプリ等) |
他ユーザーの影響 | 受けない | ほぼ受けない |
大量アクセス | 対応 | 非対応(スペック増強により対応) |
利用開始までの期間 | 長い | 短い |
専用サーバーの特徴として「サーバーを1人で独占できる」「スペックが高い」「カスタマイズ可能」などが目立ちます。
また、突発的な大量のアクセスにも対応できます。
これが共用サーバーの場合、最悪アカウント停止のリスクがあります。
しかし、専用サーバーはレンタルサーバーの中でも「価格が高い」特徴があり、これはサーバーを1人で独占する事による弊害でもあります。
また、利用開始までの期間が長く、OSやアプリのインストール準備は個人で行う必要が出てきます。
専用サーバーなら「サーバーを1人で独占できる」「スペックが高い」「カスタマイズ可能」などの特徴がある
VPSサーバーとの違い
レンタルサーバーは専用サーバーと共用サーバーの他に「VPSサーバー」が存在します。
VPSサーバーとは「Virtual Private Server(バーチャルプライベートサーバー)」の略で、「仮想専用サーバー」とも呼びます。
では、それぞれどのような違いがあるのでしょうか。
(スマホの方は横スクロールで表を閲覧できます。)
専用サーバーとVPSサーバーの違い | ||
---|---|---|
特徴 | 専用サーバー | VPSサーバー |
価格 | 高い | 低い~普通 |
利用形態 | サーバーを1人独占 | サーバーを複数人でシェア |
サーバースペック | 高い | 普通 |
カスタマイズ | 可能(OS・アプリ・HDD等) | 可能(一部のOS・アプリ等) |
他ユーザーの影響 | 受けない | ほぼ受けない |
大量アクセス | 対応 | 非対応(スペック増強により対応) |
利用開始までの期間 | 長い | 短い |
専用サーバーは1人でサーバーを独占できるシステムですが、VPSサーバーは仮想で専用サーバーを使っているようにできるシステムです。
ですので、VPSサーバーは共用サーバーよりも値段は高くなりますが、より専用サーバーのスペックに近づきます。
しかし、VPSサーバーは結局「サーバーシェアにより、大量アクセスに対応できない」点は共用サーバーと変わりません。
また、専用サーバーとは違いカスタマイズに制限があるので、その点が専用サーバーに劣ります。
専用サーバーと比べると、VPSサーバーは、
- 大量アクセスに対応できない
- カスタマイズに制限がある などの違いがある
クラウドサーバーとは
クラウドサーバーとは専用サーバーや共用サーバーとは異なり「従量課金制で利用料を支払うレンタルサーバー」になります。
主なクラウドサーバーには「Amazon EC2」などがあり、使った分だけ利用料を支払うサービスです。
(スマホの方は横スクロールで表を閲覧できます。)
専用サーバーとクラウドサーバーの違い | ||
---|---|---|
特徴 | 専用サーバー | クラウドサーバー |
価格 | 高い | 普通~高い |
利用形態 | サーバーを1人で独占 | サーバーを複数人でシェア |
スペック | 高い | 普通~高い |
カスタマイズ | 可能(OS・アプリ・HDD等) | 可能(一部のOS・アプリ等) |
他ユーザーの影響 | 受けない | ほぼ受けない |
大量アクセス | 対応 | 課金により対応 |
利用開始までの期間 | 長い | 非常に短い(数分) |
専用サーバーにも「〇〇クラウド 専用サーバー」などがありますが、これはクラウド技術で一部の管理を制限している専用サーバーになります。
そのため利用料も従量課金制ではなく、月額料金の仕組みとなっています。
クラウドサーバーは、従量課金制で利用料を支払うレンタルサーバー
マネージドプランとは
専用サーバーのプランを選ぶ時に出てくる言葉がこの「マネージドプラン」です。
マネージドプランとは
保守・運用のおまかせプラン
の事です。
専用サーバーに必要な初期設定などを代行してくれるメリットがあります。
しかし、専用サーバーに本来付いている「root権限」はなくなり、マネージドプランはいわば「サーバー1台を丸ごと使えるレンタルサーバー」となります。
その点を考慮して、どちらを選ぶかを見つけていくと良さそうです。
マネージドプランとは専用サーバーに必要な初期設定などを代行してくれる。
ただし、専用サーバーに本来付いているroot権限が無い場合があるのでよく確認を。
RAIDとは
専用サーバーのスペックに表記されている項目に「RAID」があります。
このRAIDとは「複数のHDDを組み合わせ、運用リスクを減らす仕組み」の事です。
RAIDの種類として
- RAID 0
- RAID 1
- RAID 5
- RAID 6
- RAID 10
などがあります。
(スマホの方は横スクロールで表を閲覧できます。)
RAID構成の違い | |||||
---|---|---|---|---|---|
項目 | RAID 0 | RAID 1 | RAID 5 | RAID 6 | RAID 10 |
HDD台数 | 2台以上 | 2台 | 3台以上 | 4台以上 | 4台以上 |
速度 | ◎ | 読み込みは◎ 書き込みは○ | 読み込みは◎ 書き込みは△ | △ ※現代ではほぼ利用されていない | ◎ |
安全性 | × | ◎ | △ | ◯ | ◎ |
RAIDはハードディスクを2台以上使うシステムで、片方が壊れてもデータがしっかりと残る仕様です。
「RAID 10」が必ずしも良いわけではなく、それぞれの組み合わせにより強み・弱みが異なるのでチェックする事をおすすめします。
RAIDは、複数のHDDを組み合わせ運用リスクを減らす仕組み
専用サーバーを利用するメリット
ここまでで専用サーバーの意味や目的、共用サーバーやVPSサーバーとの違いなどをご紹介しました。
では、専用サーバーを利用するメリットはどんな所にあるのでしょうか。
ここでは3つのメリットを挙げております。
サーバーを1台丸ごと使える
専用サーバーのメリットはやはり、
サーバーを1台丸ごと使える
という点にあります。
本来、サーバーが持つスペックをフルに使用する事が可能なので、大規模なWebサイトを使用する時に便利です。
また、専用サーバーは企業や団体だけでなく、個人でも申し込むことが可能です。
- すでに大規模なWebサイトをお持ちの方
- 本格的なSNSサイトを作っていきたいなどと考えている方
には最適のサーバーとなります。
全てのファイルにアクセスが可能
専用サーバーに付いている「root権限」により、全てのファイルにアクセスが可能です。
このroot権限により、会社の社員情報や顧客情報を管理するのに相応しいサーバーに早変わりします。
専用サーバーの中には「マネージド」というサービスを含んだ専用サーバーがあります。
その専用サーバーはroot権限がない場合がありますので、よく確認をして専用サーバーを選ぶのが良いです。
他ユーザーの影響を受けない
専用サーバーは1台をフルに使用する事ができるので、
他ユーザーの影響を受けません。
これが共用サーバーやVPSサーバーなどの場合、ある悪質なユーザーによってWebサイト運用が停止される可能性も出てくるので注意しましょう。
専用サーバーを利用するメリット
- サーバーを1台丸ごと使える
- 全てのファイルにアクセスが可能
- 他ユーザーの影響を受けない
専用サーバーを利用するデメリット
専用サーバーを使う場合、メリットだけではなくデメリットがある事も覚えておかなければなりません。
ここでは専用サーバーを利用する上で覚えておきたい2つのデメリットをご紹介します。
レンタルサーバーの中では価格が高い
専用サーバーや共用サーバーを全て総称して「レンタルサーバー」と言いますが、専用サーバーはその中でも特に金額が高いレンタルサーバーです。
ですので、専用サーバーの月額料金をまかなえるWebサイトやアプリケーションの構築が必要です。
将来的にリターンが得られるなどがなければ、従量課金制のクラウドサーバーなどの方が投資リスクを抑える事ができます。
専用サーバーを利用するにはそれなりの投資をする覚悟が必要となります。
専門知識が必要となる
専用サーバーでは基本、OSやアプリケーションのインストールなどの初期設定は自分でやる必要があります。
そのため、OSのインストールなどが出来ない場合には全く使用する事ができなくなるレンタルサーバーです。
この初期設定を行ってくれるのが「マネージドプラン」などになりますが、その分料金が高くなったり、一部の機能が制限されたりします。
ですので、専用サーバーは専門的な知識が必要な事を覚えておきましょう。
専用サーバーを利用するデメリット
- レンタルサーバーの中では価格が高い
- 専門知識が必要となる
まとめ
ここまで専用サーバーの基礎知識や共用・VPSサーバーとの違い、専用サーバーを利用するメリット・デメリットをご紹介しました。
専用サーバーは「root権限」があり、大規模なWebサイトやキャンペーンサイト、SNSサイトなどを運営する事が容易です。
しかし、その分、
- 初期設定に時間がかかる
- 専門知識が必要
- 金額が高い
などのデメリットも存在します。
以上のメリット・デメリットの両方を考慮した上で、「専用サーバー」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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