こんにちは!当コラム担当の高原です!専業アフィリエイター歴8年で、SEO集客のコンサルティング、ホームページ制作の会社も経営しています。
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WordPressを利用してサイト運営をする上で、「カテゴリー」と「タグ」についてはそれぞれの役割を知って適切に使用することをおすすめします。
WordPressにおける「カテゴリー」と「タグ」を適切に使用することができれば、検索エンジンからも好かれるだけではなく、訪問者にもわかりやすいサイトを作ることができます。
しかし、WordPressにおける「カテゴリー」と「タグ」は同じような機能だと思っている人も多いのが現状。もしかすると、あなたもはっきりと違いを説明できないかもしれません。
そこで、この記事では
- カテゴリーとはどのようなものなのか
- カテゴリーの設定方法や設定時の注意点
という2つについてわかりやすく解説していきたいと思います。
カテゴリーについて、もう少し理解度を深めたいというあなたは是非最後まで読んでみてください。

WordPressにおけるカテゴリーは縦軸!分類時の注意点は?
まず、WordPressにおけるカテゴリーとは何かについて改めて考えてみましょう。
前述した通り、WordPressにはそれぞれの記事にカテゴリーとタグを設定することができます。
カテゴリーもタグも記事を分類するという意味では非常に似ているのですが、
- カテゴリー:縦軸でコンテンツを整理するもの
- タグ:横軸でコンテンツを整理するもの
と捉えることで多少わかりやすくなるのではないでしょうか。
つまり、「カテゴリーは記事を分類する時の入れ物」と言っても良いかもしれません。
そして、WordPressでサイトを作った時にどのようなサイトを作るのか構想する過程で、カテゴリーについてもある程度考えておくことをおすすめします。
もちろん、記事を新規追加し、その度に新しいカテゴリーを作ることもできます。しかし、SEOを意識する上では一つのカテゴリーに記事が偏ったり、1記事しかないカテゴリーがあるのは好ましくありません。
ですから、WordPressをインストールした時点でカテゴリーの分類とそのカテゴリーにどのような記事と記事数を入れるかある程度決め、戦略的にサイトを作りましょう。
設計段階でそこまで決めるのは非常に難しいかもしれませんが、決めておくと後々の作業が非常に効率的になります。
では、WordPressのカテゴリーを設定する時にどのようなことに注意すれば良いでしょうか。注意すべき点は次の4点。
- 1記事に対して1カテゴリーの設定
- カテゴリーの階層はなるべく浅く
- カテゴリーが偏らない
- 未分類カテゴリーは使用しない
では、もう少し詳しく見ていきましょう。
WordPressの1記事に対して1カテゴリーが基本!
WordPressでは1記事に対して複数のカテゴリー設定が可能です。
しかし、SEOを意識する場合は、1記事に対して1つのカテゴリー設定が基本。
その理由は、1記事に対して複数のカテゴリーを設定したとしても検索エンジン側ではその中の1つのカテゴリーしか採用されません。ですから、あなたが最適だと思っているカテゴリーの記事と認識されない可能性があります。
つまり、あなたが狙っているキーワードに対して訴求が弱くなり、検索順位がなかなか上がらないということも考えられるでしょう。
また、訪問者の視点で見た場合も1記事に対して1カテゴリー設定の方が解りやすくなります。
訪問者に最適な記事を読んでもらうこともまたSEOでの大切な指標となっているので、その点も踏まえて最適なカテゴリー設定を行いましょう。
◇まとめ◇
SEOを意識する場合は「1記事に対して1つのカテゴリー設定」が基本
WordPressのカテゴリー階層は浅く!最高でも3層まで!
WordPressのカテゴリーは親子関係を設定することができます。例えば、「WordPress」というカテゴリーの中に「カテゴリー」や「タグ」という子カテゴリーがあるようなイメージです。
WordPressにおいて、カテゴリーの親子関係は何層にも設定することができます。
しかし、あまり深い階層にすると検索エンジン・訪問者のどちらにとっても非常に解り辛い構造になってしまうので、最高でも3層程度の浅い階層設定を心掛けましょう。
また、カテゴリー内の記事が増え過ぎて分かりづらくなってきた場合、そのカテゴリー内の記事を子カテゴリーに分けて整理するのがおすすめです。ただし、その時も階層は2層か3層までにしましょう。
◇まとめ◇
カテゴリーの階層設定は「3層」程度を心掛ける
WordPress内のカテゴリーに記事数が偏らないようにしよう!
WordPress内に投稿した記事のカテゴリー分けがうまくできていない場合、それぞれのカテゴリー内の記事数が偏ってしまうことがあります。
しかし、これは訪問者の利便性の面では好ましくありません。
ですから、投稿した記事が一つのカテゴリーに偏ってしまうような場合には、多いカテゴリーをもう少し分けたり、階層を使ったりするのがおすすめです。
また、ブログなどの場合は記事数の多いカテゴリーを別の独立したドメインに分ける方法もあります。
どの方法が良いのかは、「訪問者にわかりやすい構造にする」ということを考えてあなたのWordPressサイトを整理してみてください。
◇まとめ◇
カテゴリー内の記事数が偏らないように「訪問者にわかりやすい構造にする」
WordPressの初期カテゴリー「未分類」は使用しない
WordPressで記事を新規追加する時に、初期設定のままでカテゴリーの指定をしない場合は「未分類」というカテゴリーに分類されてしまいます。
しかし、「未分類」は便利なようですが、SEOにおいても、ユーザーの利便性においても好ましくありません。
そもそも、分類されないような記事は無いと考えます。
未分類のカテゴリは通常、カテゴリー内に記事が無ければ非表示となります。しかし、基本的に未分類というカテゴリは不要なのでカテゴリー自体を削除しておくことをおすすめします。
◇まとめ◇
初期設定の「未分類」カテゴリーは削除しておく
以上、WordPressに記事投稿する場合のカテゴリー設定の注意点について見てきました。
では、次に実際にWordPressでのカテゴリー設定の方法について見ていきましょう。
WordPressのカテゴリー設定方法をわかりやすく図解
WordPress内のカテゴリーの作成方法には二つあります。
一つは、記事を投稿する時に新規カテゴリーを追加する方法。
ただし、この方法ではカテゴリー名の設定しかできないので、あまりおすすめできません。

そしてもう一つは、WordPressのダッシュボードの「カテゴリー」メニューからカテゴリーの編集を行う方法です。
こちらの場合、前述した方法と違ってより詳しい設定ができます。

ここでは、ダッシュボードからカテゴリー編集をする方法を用いて、新たなカテゴリーを作成する手順について解説しましょう。
新規カテゴリーを追加する時に設定できる項目は次の4点です。
- カテゴリー名
- スラッグ(カテゴリーURL)
- 親カテゴリーの選択
- カテゴリー説明
では、それぞれの項目について詳しく解説していきましょう。
WordPress内のカテゴリー名には適切な名前を!
WordPressのカテゴリー設定で必須項目なのが「カテゴリー名」です。
下の画像の「名前」部分に適切なカテゴリー名を記入します。

カテゴリー名は検索した時に検索結果として表示されるだけでなく、サイドバーなどにも表示されるものなので、記事の内容がわかるような名前を設定しておきましょう。もちろん日本語でも設定可能です。
訪問者も利用することになるので、解りやすく、尚且つ読みたくなるような名前がおすすめ!
◇まとめ◇
「カテゴリー名」は検索結果やサイドバーに表示される
解りやすく読みたくなるような名前がおすすめ
スラッグはシンプルに!WordPressのカテゴリーアドレスになる!
WordPressのカテゴリー設定内に「スラッグ」という文字があります。
あまり聞き慣れない言葉ですが、実は「スラッグ」はカテゴリーのURLとなります。

つまり、カテゴリーページにアクセスした時のアドレスとして表示されることになります。
スラッグは基本的に半角小文字の英数字で記入してください。
Googleの基準として、URLには意味を持たせる方が良いとされていますので、
日本語のカテゴリー名を英訳した名称か、それに近い単語などが好ましいでしょう。
実は日本語でもエラーが出ることはありませんが、表示されるときに日本語を英文字に変換して表示されるので文字数が長くなります。
更に、パッと見てわかるような内容ではなくなるので、初めからアルファベットを使っておく方が堅実です。
◇まとめ◇
「スラッグ」はカテゴリーのURLになる
カテゴリー名を英訳した名称かそれに近い単語などが好ましい
WordPress内のカテゴリーに親子関係を設定しよう!
WordPressのカテゴリー設定にはオプションとして親子関係を設定することができます。
下の画像のプルダウンメニューを開くと、自分の親カテゴリを選択可能。

また、設定は親子だけではなく親の親の設定も可能なので、使い方によっては非常に便利な機能と言えます。
しかし、前述した通り階層が深くなると訪問者にとっても検索エンジンにとっても解かり辛くなるので注意が必要。
ですから、「親・子」「親・子・孫」くらいの階層にしておきましょう。
◇まとめ◇
親カテゴリーの設定は「親・子」「親・子・孫」くらいの階層にする
WordPressのカテゴリー説明を入力するとページに表示される
WordPressの記事をカテゴリーに分類することは、各カテゴリーのページを作ることと同じです。
そして、そのカテゴリーページに表示されるのが、記事の概要とカテゴリー説明。
ですから、下の画像の説明欄にそのカテゴリーの説明を入力することで、カテゴリーページに表示されることになります。

ただし、使用しているWordPressのテーマによってはカテゴリーページの説明が表示されないものもあります。その点だけ覚えておいてください。
◇まとめ◇
「説明」を入力するとカテゴリーページに表示される
まとめ
今回はWordPressの記事カテゴリーについて紹介しました。カテゴリーとタグは似て非なるものなので、よく使い方を理解したうえで適切なカテゴリー分けをしましょう。
では、もう一度記事を振り返ってみたいと思います。
カテゴリー設定時の注意点としては次の4点でした。
- 1記事に対して1カテゴリーの設定
- カテゴリーの階層はなるべく浅く
- カテゴリーが偏らない
- 未分類カテゴリーは使用しない
SEO的な部分だけではなく、訪問者に解かり易い構造とするためにも上記のことに注意してカテゴリー分けを行うことをおすすめします。
そして、カテゴリーの設定項目としては次の4つがありました。
- カテゴリー名
- スラッグ(カテゴリーURL)
- 親カテゴリーの選択
- カテゴリー説明
記事投稿時に新しくカテゴリーを作ろうとするとカテゴリー名のみの設定となってしまうので、できればダッシュボードの「カテゴリー」ページから上記の4点を設定しておくことをおすすめします。
また、一度設定したカテゴリーについても、カテゴリー設定ページで簡単に編集が可能。
ですから、どうもカテゴリー分けが上手くできないという場合は、後から記事を整理し直してみてはいかがでしょうか。